不倫している人、二股かけている人、亭主関白・かかあ天下の夫婦は、ヒートショックにご注意を。 


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心筋梗塞や脳卒中などの「血管事故」で亡くなる人は「4人に1人」。一命を取りとめても、後遺症が残る場合も少なくない。一年の中で、血管事故が多いのは、寒い時期。12月~3月の気温が低い時期に、心疾患や脳血管疾患の血管事故の約4割が生じている。


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そのきっかけの一つは、ヒートショック。室内は暖かく、脱衣所は寒く、風呂に入ると暖かい。この急激な温度差によって血管が拡張、収縮を繰り返す。血管に老化が生じている人では、血管が詰まったり、裂けたりと、血管事故のきっかけになりかねない。厚生労働省の統計によると年間19000人の方が入浴中の事故で命を落としていて、これは年間交通事故死亡者数の約4倍にもあたる。


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一番風呂に入る際には、入浴約15分前にお湯の溜まっている風呂の蓋をあけておくとか、シャワーを浴槽に向けて早めに出しておく。特に朝風呂に入る際には、脱水傾向にあるので水分摂取を怠らない。また、短時間の朝のゴミ出しだとしても、薄着で外に出ないなどの対策が必要。


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血管が丈夫な若いうちは、激しい気温差が生じても問題ないが、加齢に伴い血管は老化し、動脈硬化が生じている場合が問題になる。 

血管が老化しやすいことで、よく知られているのが、 


肥満

喫煙者

高血圧

高脂血症 


そして、こんな行動パターンをとる人も注意が必要。


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せっかち

早口でおしゃべり

一度に多くのことをやろうとする

周囲の評価を求める   


なんとなくドランブ氏の行動パターンに当てはまり心配になる。アメリカの心臓内科医フリードマンによると、こういう行動パターンをとる人は、血管が収縮しやすく、血圧も上がりやすいので心筋梗塞に23倍なりやすい。


さらに最近の研究で、意外にもこんな人が心筋梗塞になりやすく、ヒートショック&血管事故に注意が必要だ。


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見た目が実年齢よりも老けている人は心筋梗塞になりやすい。

(デンマーク、アネ・トゥベアハンセン)

目の周りの脂肪の蓄積、生え際の後退、頭頂部の抜け毛など。おそらく、血管の老化を守る女性ホルモンが少なくなり、血管の老化を進める男性ホルモンか多いことと関係あるからだろう。


亭主関白や、かかあ天下は心筋梗塞になりやすい。

(アメリカ、ミシガン大学)

亭主関白を貫く男性は、家庭以外でも社会的にも権力を得ようとして周囲の人たちと争う傾向が強い、リスクがある行動を取りがちになり、ストレスが多くなるからのようです。ストレスが多いと血管が収縮しやすく、心筋梗塞や脳梗塞になりやすい。そういう意味では、逆に「かかあ天下」の妻も健康によくないのかもしれません。男女平等が血管には良い。

 

二股や不倫をしている人は心筋梗塞になりやすい

(イタリア、フローレンス大学)

浮気性の男は心筋梗塞などの心臓疾患による突然死が起こる確率が高いという結果が明らかになりました。浮気をすると、妻に対する罪悪感だけでなく、浮気相手の物欲を満たし、精神的肉体的に満足させなければならないという精神的なストレスを感じることになります。血管が収縮し、血圧や脈拍が上がり、心臓に負担がかかるのだと考えられています。「妻より若い浮気相手とエッチをするとリスクはさらに高まる」「浮気しながらも妻を愛している男性は、罪悪感から健康を害するだろう」とも報告されています。

 

デキの悪い上司を持つと心筋梗塞になりやすい。

(スウェーデン、アンナ・ニーベング)

上司のリーダーシップ能力を最も低く評価した従業員は、心筋梗塞などになるリスクが25%も高くなります。すなわち、デキの悪い上司を持った人は心筋梗塞になりやすいと訳です。さらに、4年以上、デキの悪い上司の下で仕事をしているとリスクは64%にも増加し、逆に、リーダーシップ能力の高い、良い上司の下で働いている場合は、年を追うごとに、リスクが減っていったという結果が得られています。ストレスや自律神経などの影響でしょうが、職場の配置も病気の発症と大きく関わっていることを示唆する重要な研究成果だと思います。

出来がわるい上司と思ったら距離を置いて付き合いましょう。

 

シフト制で働く人は心筋梗塞になりやすい。

(カナダ、ウェスタンオンタリオ大学)

200万人以上を対象とした研究では、シフト制で働く人は、通常勤務の人に比べて、心筋梗塞などの心臓疾患を起こす確率が24%も高くなったとのことです。シフト制勤務の中でも、夜勤をしている人は、41%もリスクは増加しています。仕事が不規則だと生活習慣そのものが乱れやすく、睡眠不足、運動不足、食生活の乱れが生じて、このような結果になったものとも考えられます。



心当たりのある人は、食生活、運動、禁煙などの生活習慣に気をつけ、ヒートショック対策をしよう!