その1はこちら。
【山頂〜スキー場前】
山頂からは登ってきた道をひたすら戻るのみ。
となれば必然的に他の参加者とすれ違うことになります。
こっちは下りなので、1人1人に「ファイトです」とか「ナイスランです」とか声をかけながら降りていきます。
みんな頑張って登っていて、羨ましそうに見てきたり、うわぁもう降りてきてる奴がいるよ的に見てきたりというのが、実に気持ち良い「ちやほやタイム感」でした(笑)
まずは藪の中で2位の方とすれ違い。
まだまだリードは僅かですが、1度並ばれたことを考えれば十分な差でした。
藪を抜けたところの山頂エイドでは預けたスペシャルドリンクを見つけられなかったので、水だけで我慢。
更にしばらく下ったところで3位以下の方々とすれ違います。
そこで感想・・・なんだ、みんな歩いてるじゃん‼︎
自分が2位の人に追いつかれて走らざるを得なくなったところも含めて大体みんな歩いてたんですよね。
こんなとこ走れるか‼︎って思った自分の感度はそう間違っていなかったようで・・・
2位の人が強靭な精神力の持ち主だったみたいです。
でも、おかげで走れたことで、3位以下とはだいぶ差を広げられていて、これなら失速しなきゃトマトいけるぞ‼︎なんて思っていました。
1kmだけ3:10/kmなんていうラップが出ていますが、たぶんこれはガーミンが狂ったんだと思うので、おそらく大体3分台半ばくらいで序盤の下りは走っていたのではないでしょうか。
傾斜が急なので出そうと思えばもっと出そうな感じでしたが、やりすぎるとぶっ壊れそうなので・・・
変にブレーキをかける感じになっているのもあんま良くないなぁと思いながら、昔足柄峠でガンプさんに習った「脚を前に出してそこに重心を移動するだけ」みたいな走り方を心がけていました。
5km強下ったら30kmコースの折り返し地点。
ここではスペシャルドリンクのボディメンテを無事に発見。
(というかエイドの方がすぐ渡してくださったような)
ちょっとお腹が空いたかなという感じもしたので、エネもちも食べました。
ちょっと長め (ラップを見ると30〜40秒くらい?) に滞在したので、エイドを出るタイミングで2位の方がエイドに入ってくる感じに。
もう少し離しているかと思ったけど、この差だとまだまだちゃんと走らなければいけないなと気合を入れて再び走り始めました。
ここからは未舗装区間に入りますし、距離的にも25kmを超えてくるのでキツくなりそうなゾーン。
また、山の上の方は風が心地良くて涼しいくらいだったんですが、標高が下がって少し暑さを感じるようになってきました。
とは言え、やっぱり下り基調なのが大きいですし、何より1位できているという精神的な部分も合わせて、そこまでキツさは感じませんでした。
時折、30kmコースの遅めの方々を声かけしながら抜いていき、気持ちの良い林道をひたすら下り続けます。
ここまで来ると、こんなチャンスは二度とあるか分からないから絶対今回で仕留めなくては‼︎とだいぶ優勝を意識。
写真を撮りたい気持ちに駆られながらも、2位とどれくらいの差を保てているのかが分からない現状では、優勝 > 写真だなと断念しました。
それと暑さもあって喉の渇きを感じ始めましたが、下りはペースが速いので、割とエイドが適度に来る感じがして大きな問題はなく。
残り11kmのエイドでリポDも注入して、順調に山道を後にしました。
【スキー場前〜Finish】
舗装路になって迎えたスキー場前エイドで残りは5km少々。
ここのエイドから再びロードバイクが先導を始めてくれました。
これが凄く大きかった。
絶妙なペースで引っ張られるので (向こうは別に引っ張ってるつもりではないだろうが)、割と頑張って走らないといけないんですよね。
2位の人の気配もないので、自分1人だけのために先導が付いているという贅沢感。
勝手にマンツーマンレッスンみたいな感じがしていました。
この時間帯の気温はおそらく30℃近く。
そして強烈な直射日光からの逃げ場がまるでなく、とにかく暑い。
そんな苦しい状況で、地味なアップダウンもある中だったので、ロードバイクの先導は本当に助かりました。
ラスト2kmほどの最後のエイドで水を飲んだら、ゴールは目前。
ゴール直前でFさんとまゆみさんの応援をもらい、
芝生の手前で先導のロードバイクが外れたら、あとはウイニングラン。
めでたく1位でのフィニッシュとなりました‼︎
【ゴール後】
今回閉会式がないと言うのは聞いていたのですが、それにしても漂っているのは「流れ解散」感。
これはもしかしてトマトもないのか⁈と思って、運営の方に聞いてみると・・・
「あー、今年はコロナの抗原検査キットとかでお金がかかっちゃってね。そういうのは出せないんだよ。ごめんね。」とのこと。
非常に残念でならなかったですが、5,000円でフル走らせてくれた素晴らしい大会だし、そういうことならしょうがないですね。
しばらくしたら2位の人がゴールしたので、「追いつかれた時には終わったと思いましたよ」とお伝えしたら、「練習不足だったからあそこで脚攣りそうになっちゃったんだよね」とのことでした。
また、一緒にいた方が言っていたのですが、なんと2位の人は昔はピンネシリでサブスリーしたことがあるとのこと‼︎
もうちょっと意味が分かりませんが、どおりで登りでも走り続けるわけだと納得な感じ。
今回勝てたのはだいぶラッキーだった気がしますが、「終始安定した走りでしたね」と褒めていただけて嬉しかったです。
その後はスタート・ゴール地点近くの温泉券も参加賞だったので、汗を流して、温泉と水風呂の交代浴でリフレッシュ。
さらには昼食券も参加賞だったので、お昼ごはん。
選択肢はこちら。
他のものも食べれそうな内臓ではありましたが、ここは無難に冷やし海老天ぷらそばをチョイス。
塩分が沁み渡りました。
こんな感じだった初参加のピンネシリ登山マラソン。
優勝したというのも最高でしたが、それ以外に大会の雰囲気も素晴らしかったですし、5,000円で米2kg、温泉券、食事券ってコスパも抜群すぎです。
コースも唯一無二な感じで、かなり魅力的ですし、ぜひまた来年以降も参加したいと思える大会でした。
写真も少なくて読みづらい長文になってしまいましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。
おまけ) 記録証がないので、出来ればリザルトをHPに載せてもらえませんか?と後日電話でお願いしたところ、今日リザルトが上がりました‼︎
まさかの100分の1秒単位‼︎
暑さが厳しかったこともあり、完走率は60%弱とかなりタフなレースになったようです。