こんばんは。

牛に蹴られた左脚も9割方治りました。

それに貢献したのが連休を利用した2泊3日の湯治旅行。

今日から何回かに渡って旅行記を書いていきたいと思います。


なるべく人のいなさそうなマイナーなところに行こうと思い、1泊目の宿は『ほっこり温泉北海道』という昔のエロ本みたいな雰囲気が漂うマニアックな本で見つけた「蟠岳荘」に決定。

奥洞爺の蟠渓温泉というところにあるんですが、かなり鄙びたところ。

今時電話予約のみでした。



到着するとその日の宿泊客は我々だけとのこと。

そして案内された部屋は・・・


まさかの20畳+α‼︎

持て余すほどに広いです。

この部屋に2食付きで7,500円。



宿のロビーにはこんなドライヤーや、


スペースフィーバーというインベーダーゲームもあって、なかなかにレトロ感高めです。


掃除も隅々まで行き届いていて、女将さんの人柄もとても良く、肝心の温泉も素晴らしい泉質。

貸切で使える家族風呂 (温泉、広さも男湯女湯と同等) はまさかのジャグジー機能まで付いていて、大満足でした。


宿泊翌朝の朝ランは宿から北の方へ。

長流川を見ながら、


川沿いを進んでいきます。


天気も絶好でとても気持ちの良い朝です。

5kmほど進んだところで、北湯沢温泉という温泉街に出ます。


きたゆざわ森のソラニワというホテル付近の長流川は「白絹の床」と呼ばれているようで、


川底がこんな感じに。


ホテル側からは近くに寄れるんですがとても美しいですね。


近くには足湯もありました。


引き返して蟠岳荘に戻るとちょうど10kmくらい。



汗を流すにはもちろん宿の温泉でも良いのですが、事前に情報を入れていた宿近くの「オサル湯」に行ってみることに。

蟠渓温泉健康センターの跡地にある工場の階段みたいなのを下っていくと・・・


長流川の河原に出ることが出来ます。

そこには岩で囲まれたところが1つ。


川と繋がるような感じでもう1つ。


手を入れてみると、川から離れた方はヌルく、川に近い方はかなり熱い。

そう、これが「オサル湯」、温泉なんです‼︎

地元の人達が掘って整備しているようですね。

ちなみにオサル湯と言っても猿が出るわけではなく、長流川 (おさるがわ) だからオサル湯です。

特に着替える場所とかはないので、今回は宿から水着を着込んで行きました。

渓流釣りをしているおじさん数名には出会いましたが、男性だったらもちろん全裸で入ってても問題ないでしょう。


まずはヌルい方から入ってみます。


幸い外気温もそこまで低くなかったので、十分気持ち良く入れましたが、ヌルめなので少し物足りなさも。


というわけで次は熱い方に。

とはいえ熱すぎて足すら長時間は付けていられないくらい。

なので川から水を取り込みます。

どれだけ時間がかかるだろうと思いましたが、境界部の大きい石を動かして手で水を送り込めば、川の水温はかなり低いので思ったより短時間で適温にすることが出来ました。

無事に完成、そして入浴。


大自然の中、青空を見ながら入る温泉はもう『最高』としか言い表せないほどの気持ち良さ‼︎


至福のひとときです。

川の温泉と言えば、以前行った群馬の尻焼温泉もかなり良かったですが、こちらの方が狭いのでよりプライベート感がある感じですね。

蟠岳荘もオサル湯も最高でしたし、距離的にも札幌から100kmほどと手頃なので、もうリピートする気満々です‼︎