こんばんは。










今日はお休みをいただいて、美浦トレーニングセンターでの日本ダービー調教見学ツアーに行ってきました。
というわけで今日のブログは不人気な競馬コンテンツ。
もはや全くランブログ感が感じられなくなってきました。
しかし、いつも以上の入れ込み具合でレポします(笑)










G1開催週の水曜日には茨城県の美浦トレセン、滋賀県の栗東トレセンでJRAが調教見学ツアーをしてくれています。
前々からその存在は知っていて、行ってみたいなぁと思っていたんですが、調教は朝早く行われるので集合時間がめちゃくちゃ早いんです。
いくらなんでもちょっと厳しいなぁと思っていたのですが、幸いにしてつくばに引っ越したら美浦までの距離が20kmくらいに。
休みの取れそうなタイミングがちょうどダービーウィークだったので申し込んでみたら見事1発当選‼︎
ちなみに定員は18名。
現地でJRAの職員の方に聞いてみたら、倍率は大体10倍くらいとのこと。
これは東京マラソン当選級の運を発揮したということですね。
ということで朝5:30集合に合わせて、美浦トレセンに行ってきました。
事務所に着いたら、簡単な説明を受けてすぐに南調教スタンドへ。
美浦には北と南に2つの調教施設があるんですが、ここからは南調教馬場での調教風景を見ることが出来ます。
競馬専門紙の調教時計計測担当の方々の近くに座らせてもらい、6時になると馬場が開場。
あっという間に多くの馬が現れました‼︎
1週1300m超のダート、ウッドチップ、芝、ニューポリトラックの内側には角馬場がいろいろあって、各所に盛りだくさん。
この光景は実に圧巻です。
各馬は調教用のゼッケンを付けていて、手元にはゼッケン番号を馬の名前と照らし合わすことが出来る冊子と双眼鏡が貸し出されているので、その気になれば調べられるんですが、頭数が多すぎてなかなかそんな余裕はありません。
(G1出走予定馬と重賞勝ち馬だけはゼッケンに名前も入っているんで分かります)
そもそも一見しただけではどこで一体何が起こっているんだ状態です。
しかし、心強い助っ人として元ラジオNIKKEIアナウンサーの白川次郎さんが解説をしてくださります。
調教内容などの説明から、有力馬が出てきた時には教えてくれたり、時には軽妙な雑談まで。
途中からは元ジョッキーの谷中公一さんも加わり、より一層面白い話が聞けました。
途中で馬の頭数が減ってきたかなという時間が来るんですが、それは多くの馬が走ると馬場が荒れるため。
メインで使われるウッドチップのコースを30分に1度こんな感じで特殊車両がハロー掛けすると・・・
また多くの馬が調教を始めるというような流れでした。
ここからは調教を見れた馬をご紹介。
まずはダービー出走馬。
札幌2歳S、東スポ杯2歳Sの勝ち馬、ニシノデイジー。
高木厩舎は黄色くて分かりやすいですね。
勝浦騎手を背に単走で気分良さそうに走っていました。
抽選対象のマイネルサーパスはその近くで併せ馬をしていました。
弥生賞2着馬、シュヴァルツリーゼ。
こちらは追い切りは明日らしいので軽めの調整。
厩舎見学で会えたのでそれは後ほど。
3頭の1番後ろが藤沢厩舎のランフォザローゼス。
併せ馬は内に入ってしまいうまく撮れなかったので、安田記念出走予定のタワーオブロンドンとかと一緒に歩いているところを。
タワーオブロンドンの筋肉は遠目から見ても凄かったです。
スプリングSの勝ち馬、エメラルファイト。
石川騎手が乗ってしっかり追ってたのはありますが、僚馬を軽く突き離し、かなり良い動きをしていて目に付きました。
地方出身のナイママ。
単走追いでしたが、素軽いフットワークでした。
ダービー組以外では何と言っても、現役最強馬と言っても良いのではないかというアーモンドアイ。
3頭併せの最内からルメール騎手を背に軽く抜け出していて、安田記念に向けて順調そうな、さすがはアーモンドアイという走りを見せてくれました。
続いては目黒記念を予定している、ブラストワンピース。
この馬も僚馬にしっかり先着し、去年のグランプリホースの貫禄を見せてくれました。
そして調教見学の合間にはスペシャルゲストも登場。
先週のオークス、カレンブーケドールを人気薄ながら2着に持ってきた津村明秀騎手です。
レースが終わった後は初G1に手が届かなかった悔しさが大きかったとのこと。
一緒に写真も撮っていただけました。
おそらくカレンブーケドールと秋は秋華賞かなと思うので、次こそは初G1を獲ってほしいですね。
こんな感じで、南調教スタンドだけでもうすでに大満足な感じですが、まだまだツアーは続きます。
続いては向こう正面にある坂路タワーへ移動。
下に降りたらちょうど調教を終えたステルヴィオが乗り運動をしていました。
他にもテレ東中継でおなじみの虎石記者がいたので、お声がけしたら気さくに応えてくださり嬉しかったり。
バスで移動したら坂路タワーに到着。
ここからは結構な角度で登ってくる坂路調教を見ることが出来ます。
やっぱり栗東に比べるとヌルい言われていることをJRA側もだいぶ気にされているようでしたが、ウッドチップの質を変えたり工夫しているようですし、今後はさらに工事があるようですね。
坂路タワーからは周回コースも見ることが出来、この時間帯は角馬場で調整するダート王者、ルヴァンスレーヴと、
忘れちゃいけない、関東馬の中では今回のダービー1番期待されているであろうダノンキングリーの追い切りを見ることが出来ました。
関西には強い馬がいますが、なんとか今回見た関東馬に頑張ってもらいたいものです。
坂路タワーで調教を見たあとは馬運車見学。
その後は北馬場近くまで移動して、スイミングプールと、
馬の温泉に行った時に見られなかったので、ちゃんと泳いでいる馬を見たのは初めて。
凄く頑張ってる感があって可愛かったです。
こちらを見せていただいたのは高市厩舎の2歳馬、メイプルプレゼント。
まだまだ幼さもある感じでしたが、お利口さんに泳いでいるところを見せてくれました。
今からデビューが楽しみです。
さらに移動して、次は森林馬道。
こんな施設があるとは知りませんでした。
馬の精神的なリフレッシュ効果等を狙ってつくられた施設のようですね。
ウォータートレッドミルと森林馬道は栗東にはない美浦だけの施設だそうです。
最後はお待ちかねの厩舎見学。
今回の見学させていただく厩舎はあの名門、堀厩舎です。
厩舎周りからして凄く綺麗にオシャレにしてありました。
ここでは堀宣行調教師ご本人から馬房や飼料などの説明をしていただきました。
こだわりのオーダーメイドの鞍や、
(あのオブライエン厩舎も同じものを使っているそう)
かなり丁寧に説明していただき、凄く勉強になりました。
馬房ではアイシングをしたり、低周波を流している馬もいました。
更には馬との触れ合いタイムも。
堀先生を始めとする厩舎スタッフの方々がしっかり調教してくださっているからか、後ろから抱きついても大丈夫と堀先生は見せてくれましたが、
(競馬場にいる時に比べるとトレセンではだいぶ競走馬は落ち着いていて大人しいそうです)
見学者は安全に普通に触らせていただきます。
写真も一緒に撮らせてもらいました。
(土曜の準メイン出走予定のアヴィオール・牝4)
そして、なんとなんとダービー出走予定のシュヴァルツリーゼも登場。
体高があってめちゃくちゃカッコいい馬です。
この子にも触らせてもらいました。
まさかダービー出走馬をこんな大事な時期に触らせていただけるなんて‼︎
凄く嬉しかったですし、堀先生のファンサービスには大感激でした。
これにて見学ツアーは終了。
なんですが、なんとお土産もいただきました。
JRAからはオジュウチョウサンのぬいぐるみ。
しかも調教ゼッケン版の限定仕様。
堀先生からは人数分の厩舎グッズ&G1出走時調教ゼッケンが。
自分はじゃんけん大会で18人中18位に終わりましたが、それでもまゆみさんとの2人分で、
厩舎を代表する名馬、モーリスのジャージと、
石橋脩騎手サイン入り、キャンベルジュニアのゼッケンをいただきました。
もう何から何まで最高すぎますね。
こんな感じで調教ツアーを超満喫。
ホントに競馬ファンにとっては夢のような時間を過ごせて幸せでした。
これからは堀厩舎の馬や、今回調教を見せていただいた馬達を応援していきたいと思います‼︎