おはようございます。
今日は萩往還140kmレポのその5です。
いよいよゴールします‼︎
これまでのレポはこちらから。












釿ノ切峠を過ぎてしばらくするとまたすぐに急な階段で旧道に入ります。
ここでそのまま国道沿いを進む人がいたので、「そっちじゃないですよ〜」と叫んだのですが、周りの人に「あの人は選手じゃないです」と言われてなかなか恥ずかしい思いをしました(笑)
萩往還ではステッキを預け荷物に入れることが禁止されているので、ステッキを持つとしたら最初から最後まで持って走るしかありません。
それでも持って走っている人もいるのですが、この写真の方のようにそこら辺に落ちている枝をステッキ代わりにしている人の方が多いです。
250kmの猛者達は枝を探す能力も高いようで、皆さん揃いも揃って真っ直ぐで長さもちょうど良さそうな枝を持っていました(^^)
砂利道に草が混じったような平らなところは結構走れている人もいましたが、自分はほとんど走れず、綺麗な景色を見ながら歩きます。
千持峠を越えると、ようやく佐々並の町が。
125.3kmの佐々並エイド。
ここでは美味しいお豆腐を振る舞ってくださいました(^^)
往路の時は使えていたトイレが水が出なくなったかなんだかで使えなくなっていて、微妙にコースから離れたトイレに行かなければならなかったのがツラかったです(^^;;
佐々並を過ぎると、今度はロードに出て、途中で1度旧道に少し入る以外は、延々と8kmくらいほぼ登りっぱなし。
ただ最後の1kmくらいを除けば、めちゃくちゃ急な訳ではないので、そこまでツラくはなく歩き続けられる感じ。
ちなみに自分がレース中を通じて唯一眠気に襲われたのがここの登り始めの頃でした。
真夏の夜の夢の時もそうでしたが、夜中は意外と眠くならないんですよね。
これまで1個も使わなかったshotzの出番かとも思いましたが、ここまで来て美味しくないものを飲みたくもないなぁと思って我慢。
しばらくの間はフラフラして、半分寝ながら走ってた気がしますが、割とすぐに大丈夫になりました。
130kmくらいでは、車に乗ったまゆみさんに抜かれて、こっちは100m進むのにエラい時間がかかっているのに車はあっという間に去っていくなぁと当たり前のことを強く実感(笑)
とにかく延々と続く坂道を歩き続けると、最後急坂になるところの私設エイドにはフルーツポンチが‼︎
ありがたいポイントでのエイドでした(^^)
これが急坂が終わったあたり。
ようやくロードが終わると、階段を登り、
100mほど進むと、133.2km、最高地点の板堂峠。
あとはひたすら下るだけです。
最後とあって結構走って下っている人もいて、自分も真似してみようとはしますが、大したスピードも出ず。
ロードの登りの歩き方が全然速かったですね(^^;;
降りてきたところを下から見上げた写真。
綺麗なところですが、景色を楽しむほどの余裕はなく、足元の確保で精一杯でした(笑)
一応名所的なところは写真に収めつつ、
途中の私設エイドで飲み物を貰ったりしつつ、石畳を下り続け、
ようやく下界へ。
周りのランナーの方が写真を撮ってくださいました。
その人の写真も撮ってあげたのですが、「苦しんだ石畳での写真も思い出になるねぇ」なんてことを言っていました。
さて、ここからラスト4km弱はロードの下りでラストスパート‼︎
と言いたいところですが、下りトレイルで少し頑張ったせいで、左膝裏の痛みは限界に。
もう全く走れない状態になっていたので、ラストスパートをかける人たちに抜かれながら歩いてゴールを目指します。
本当に完走ではなく文字通りの「完踏」になったなぁとか、もう少しで22時間22分22秒だったなぁと思いながら、残り500mほど。
元気に抜いて行った年配の2人組にラストだから一緒に走ろうと声をかけられるも、全く走れず。
最後は応援の方々のハイタッチやアツい声援に迎えられます。
次回はゴール後のことと総括を書きたいと思います。
(最後のラップ)