中学受験　家族の「北極星」をみつけよう！

いつもお読みいただきましてありがとうございます。

中学受験カウンセラー野田英夫（のだひでお）です。

3月９日の土曜日、
今日はこのブログを四ツ谷にある星乃珈琲店にて書いている。

自分の席の前に、
小学生の女の子とその母親が座っている。

小学４年生といったところだろうか。
きっと中学受験生とその母親である。

私の正面なので小学生の表情は窺える。
耐えている様子でつらそうな表情を浮かべている。

しかし、一方の母親は声しか聞こえない。
私からは背中を向けて座っているからだ。
しかし、声しか聞こえないのに表情がはっきりと想像ができてしまう。

それは娘を叱責しているからだ。
表情が見えてないのに見えている。
声のトーンがドンドン上がっているからだ。
テスト結果について叱られているようだ。

「結果」について責めてみたところで、
根本的な解決にはならない。

次のテストでは、
少しはいい点数を取ってくるかもしれないが、
それは叱られたくないから嫌々に勉強したからである。

根本的な解決になっていない。
だからこのようなやり取りを何度も繰り返すことになる。

母親は子どもを叱り、
子どもはじっと耐える。

それを繰り返すだけである。

私の塾で先月（2月）にお通いの方を対象とした「保護者アンケート」を実施した。

うれしいことに8割以上の保護者様から「親子ケンカがなくなった（減った）」と回答いただいた。

この回答結果は、
私の塾が提唱している、
『塾がすべての学習管理をする「ワンストップ個別指導」』の結果であると考えている。

さて、先ほどの小学生と母親の話に戻そうと思う。

どうして子どもは母親からの叱責に耐えなければならず、
そして、母親は怒りの感情を高ぶらせなければならないのだろうか。

きっとこの親子にも、
合格したい（させたい）志望校があるはずである。
つまり、明確な共通目標はあるはずだ。

しかし、
この状態で目標である志望校に、
合格できるかどうかわからないから不安になるのである。

そして、
テスト結果や偏差値、はたまた塾のクラス順位に翻弄されてしまう。

では、どうしたらいいのか？

ズバリ！解答を示そう。

この親子（家族）に、“北極星”が見えてないからだ。

“北極星”とは、
真北にあって動かない星として、
夜に方角を知る時の「道しるべ」として親しまれてきた、あれである。

どのように目標に到達するか、
私たちに「ルート」を示してくれる。

つまり、“北極星”を見つけると、
目的地に到達するための「地図」を持つことになるのだ。

先週のブログで、
私は「積み上げ式勉強法と逆算式勉強法」について書いたので、
読んでない人はぜひ読んでほしい。
https://ameblo.jp/doctor2017/entry-12842804263.html
中学受験「A」と「B」合格率の高い勉強法はどっち？

多くの中学受験生とその家族は、
“北極星”が見えていない。

そして、地図を持たずに、
ただやみくもに勉強している。

だから、家族の“北極星”を見つけてほしい。
目的地に到達できるルートを示した「地図」を持って、
しっかり歩んで行ってもらいたい。

では、また！