過去問やるのに最低でも9ヶ月もかかる! | 早慶ゼロワン

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早慶合格への道先案内人、

早慶維新塾 塾長 野田英夫です。

 

志望校の過去問やっていますか?

 

ほとんどが「まだやっていませんよ」と回答します。

 

でもね、受験勉強の基本は「過去問」にあり!です。

 

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■受験勉強の基本は「過去問」にあり!

冒頭にもありましたが、

受験生のほとんどが過去問をまだやっていません。

当然じゃないか、といわれそうですが、

実はこれ大きな間違い!

受験勉強の基本は「過去問」にあり!なんです。

 

お子さんがまだ小学3年生であっても。

 

私は、中学受験業界に入った最初の研修で、

受験勉強の基本は「過去問」にあり!

これを学びました。

 

それが小学3年生であっても、

学年に関わらず、

そう教わりました。

 

塾講師の使命というのは、

生徒の志望校に合格させることです。

 

合格するためには、

生徒に入学試験で、合格点を取らせなければなりません。

合格点を取らせるために、

塾講師は入試問題を把握しておかないといけない。

入試問題の分析をして、出題傾向を熟知しておく必要があるわけです。

塾講師が入試問題を、出題傾向を熟知しているから、

適切な指導が可能になるわけです。

 

孫子はこう語っています。

「彼を知らず己を知らざれば戦う毎に必ず殆うし」

 

彼というのは「相手」や「敵」のこと。

ここでは「入試問題」ですね。

だから言い換えると、

入試問題も、

自分の実力も、

知らなければ合格できない、

という意味です。

 

■生徒の学年ごとでやるべきことは決まってくる

志望校の入試問題で、

確実に合格点を取ることをゴールと仮定するならば、

学年ごとの到達度が見えてきます。

そして、その段階でやるべきことが見えてきます。

 

例えば、

早稲田実業を志望する小学4年生の女の子がいるとします。

私は国語を指導する担当講師だった場合、

早稲田実業で出題される文章レベル、語彙レベル、設問難易度から判断して、

逆算していきます。

小6の直前期、小6の2学期、小6の1学期、小5の・・・・小4の現在、

このように逆算して、小4現在で必要なレベル設定をし、授業を組み立てます。

その段階で、

到達していないといけないレベルが見えてきます。

それに従って授業することになります。

 

これは小3だって、仮に小1だって、

入試問題から逆算すれば、

指導して、身につけてもらうことは見えてきます。

 

受験勉強の基本が「過去問」にあり!ということが理解できてきましたか。

 

■なぜ大手集団塾では直前まで過去問をやらせないのか?

大手集団塾では、

小6の直前期まで過去問には触れさせません。

理由としては、

「解けなくて、生徒が自信を失うから」

 

さらに、直前期になっても、

授業中に自分の志望校の過去問を扱うことはありません。

どうしてか?

集団指導塾の場合、生徒の志望校はマチマチです。

特定の志望校を扱うと不公平となるからです。

 

「生徒が自信を失うから」ということで、

過去問をやらせないのには、

もうひとつ理由があります。

 

過去問をやらせると

「できない」➡「自信を失う」➡「塾を辞めてしまう」

 

「塾を辞めてしまう」可能性があるからです。

 

でも、

入試の直前期だったらどうですか?

もう直前期だから、

自信を失っても辞めませんよね?

 

孫子はこのようにも語っています。

「彼を知らずして己を知れば、一勝一負す」

 

■過去問やるのに最低でも9ヵ月もかかる!

大手集団塾では、

小6の直前期になって、

「過去問演習をご家庭でやってください」と指示が出ます。

 

でも、そのときでは、

すでに手遅れですよ。

 

だって、過去問やるのに最低でも9ヵ月かかるのですから。

 

証拠をみせます。

塾でやらずに家庭で過去問を実施した場合、

4教科(国・算・社・理)の演習と解き直しで、

7時間を要します。

 

演習50分(+10分)+50分(+10分)+30分(+10分)+30分=3時間10

解き直し60分+60分+40分+40分=3時間20

合計6時間30分~

 

そうするとたぶん日曜日しか時間はないと思います。

 

1校あたり

7時間×6年分=6週間(42時間)

併願校含む

6週間(42時間)×6校分=36週間(252時間)

 

1ヵ月を4週で計算した場合、

9ヵ月が必要となります。

 

小6受験生だったら、

5月から始めないと間に合わないことになります。

 

これでも過去問やらせませんか?

 

孫子はこう語っています。

「彼を知り己を知れば百戦殆からず」

 

 

 

私はこれからも思っていることを本音で書いていきます。

塾業界で蔓延している非常識を明らかにしていきます。

皆さんに少しでも早く目を覚ましてもらうために!

 

では、また!

もし、受験のことでお困りのことがありましたら、
野田英夫がカウンセリング(無料)を実施します。

お気軽にご連絡ください。

また、コメント、メッセージも頂けると執筆の励みになります。

contact@altair-waseda-keio.jp

 

 

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