志望校対策していますか? | 早慶ゼロワン

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早慶合格への道先案内人、

早慶維新塾 塾長 野田英夫です。

 

今回は、「志望校対策の重要性」について語ります。

 

まず皆さんに質問します。

 

「志望校対策していますか?」

 

志望校対策って何をすればいいか、

知らない方もいると思いますので、

最初に、志望校対策について、説明しておきます。

 

志望校対策とは、

「お子さまの志望校に合わせた勉強をすること」です。

 

過去問演習をするのが代表的な対策となります。

 

しかし、過去問演習を実施しているだけでは、

その効果は期待できません。

じっさいに多くの受験生が、

「できた!」「できなかった!」で終わりにしまっています。

それでは意味がありません。

 

では何をすべきか?

「出題傾向を知ること!」

ここから始めてください。

 

出題傾向を知ると、

「この学校ではどんな生徒を求めているか?」

これが理解できるはずです。

 

例えば、「早慶」と一括りに考えてしまいがちですが、

「早稲田系」と「慶應系」の出題傾向はまったく違います。

 

おおざっぱな分け方としては、

早稲田系は、「じっくり思考型」の解答を求められます。

慶應系は、「即断即決型」の解答を求められます。

ぜんぜん傾向が違うのです。

 

さらに、

早稲田系でも、

「早大学院」と「早稲田実業」はぜんぜん傾向が違いますし、

慶應系でも、

「慶應普通部」と「慶應中等部」ではぜんぜん違います。

 

例えば、早大学院では、

「早大学院に入るということは、早稲田大学に入学するのと同義である」

といわれている通り、入試でも「論理的思考」が求められています。

ものごとを感覚的でなく、感情的でなく、

「理詰め」で考えられる思考力が必要です。

 

つまり、各校ごとに出題傾向は異なるのです。

だから、学校ごとの志望校対策が必須なんです。

 

入試では、毎年こんな事態が起こります。

 

模擬試験で、

いつも合格率80%以上を叩き出していた優秀生が志望校に落ちてしまった。

 

模擬試験で、

いつも合格率30%以下だった生徒が志望校への逆転合格を果たした。

 

なぜこんな結果になるのでしょうか?

 

これはまさに志望校対策による違いなのです。

 

合格率80%以上の優秀生は志望校対策を怠っていた。

だから、不合格になってしまった。

 

合格率30%以下の生徒は志望校対策を効果的に実施していた。

だから、合格を勝ち取った。

 

この違いなのです。

 

先日、実施した入試分析会で、

大手進学塾に通わせている保護者の皆さんに、

このように質問しました。

 

「〇〇中等部の志望校対策を実施していますか?」

皆さんの回答の多くが、

「十分に実施されている」というものでした。

 

私は、「えっ?」と感じました。

集団指導塾において、志望校対策は実施されていません。

「されない」というより「できない」のです。

それは、さまざまな志望校の生徒がひとつの教室で学んでいるからです。

特定の学校の志望校対策だけを実施することは「できない」のです。

 

でも、その会場にいた保護者は、

志望校対策が「十分に実施されている」と思っている。

それ大きな誤解です。

 

志望校対策なんて、

ぜんぜんされていませんよ!

 

合格率80%以上の優秀生は、

「なぜ志望校には合格しなかったのか?」

合格率30%以下の生徒は、

「なぜ志望校に合格できたのか?」

 

陸上競技にはいくつの種目があるかご存知ですか?

 

短距離だけでも100ⅿ、200m、400

長距離だけでも、5000m10000m20000m1時間、25000m30000m

さらに、リレーの種目、ハードルの種目、道路競走の種目、跳躍の種目・・・

私もわかりません。

 

合格率80%以上の優秀生は、

陸上競技すべてに水準以上の結果が出せる、

まさに優秀生だったのでしょう。

 

合格率30%以下の生徒は、

陸上競技の例えば、長距離の5000mだけは優秀な結果が出せる、

優秀生だったのだと思います。

 

知ってますか?

模擬試験とは、

陸上競技すべての種目での総合的成績を測るものであり、

特定の種目の成績を測るものではありません。

つまり、総合成績を判定するには適していますが、

志望校の合否を判定することはできません。

 

だから、合格率80%以上で安心しないでください。

毎年、合格率80%以上で多くの優秀生が不合格になっています。

 

もう一度、皆さんに質問します。

 

「志望校対策していますか?」