それって、損切りできない投資家と同じですよ!「志望校に合格できないかも…」 | 早慶ゼロワン

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早慶合格への道先案内人、

早慶維新塾 塾長 野田英夫(のだひでお)です。

 

「第一志望校に合格できないかも?」

 

異口同音に、

皆さん、口をそろえて同じことをいいます。

共通の悩みです。

 

では、皆さんは、

その不安に対して、

「合格できないかも?」という、

この不安を消すための、

何か行動をとられていますか?

改善するための行動です。

 

  

そうなんです。

ただ悩んでいるだけ。

ほとんどの方はそうなんです。

具体的な行動はしていない。

 

これって、

この先、崖になっているのに、

まっすぐ進んでいくクルマに乗っているようなもの。

 

悩んでいたって好転しません。

悩んであげることが親の務めだなんて思わないでください。

悩んでいる親をみて、子どもはもっと心配になってしまいます。

だから、ハンドルを切らなきゃ。

これが改善の行動をとることです。

 

塾の先生から、

「これからですよ」

といわれたことありませんか?

 

「あっ!」と思いましたね。

 

じゃあ、ホントにそう思っていますか?

ホンネはどうですか?

 

そうなんです。

「これからだ」なんて思ってないんです。

それをいった塾の先生だって、

ホンネでは、そう思っていないし。

 

まあ、いままで全然ヤル気がない子で、

これからヤル気を出すっていうなら話は別ですけどね。

 

いままで努力して来たのに結果が出ない。

でも、いつか好転する……そんな夢のようなことはありません。

 

株式投資に「損切り」という言葉があります。

投資家が損失を抱えている状態で、

保有している株式等を売却して損失を確定させることをいいます。

多くの投資家がこの損切りができません。

この損切りができない状態を、「塩漬け」といいますが、

どうして損切りができず、塩漬けにしてしまうのでしょうか。

損失が拡大していくだけなのに。

 

いつか好転する、と思っているでしょうか。

期待はしていますが、ホンネではそう思っていません。

では、どうして?

 

自分の判断が間違っていたということを認めたくない。

なるべく、嫌なことから目を逸らしていたい。

だから、判断の先延ばしをしている。

そのため、具体的な改善行動をとらない。

だから、損切りしない。塩漬けのまま。

こういう心理が働いています。

 

私が、何がいいたいのかわかりますか。

まったく同じなんですよ。

 

損切りできない投資家と、

「第一志望校に合格できないかも?」と不安を抱えながら、

改善の行動をとらない受験生の保護者。

 

まったく同じなんですよ。

 

では、何をしなければならないか?

よく考えてみてください。

よく考えて、そして行動に移す。

 

何が子どものためになるのか、

それを最優先に考えて、行動してください。

 

では、また!