20代前半の方で、3カ月前に他院で埋没法と目頭切開を受けたのですが、目つきがきつくなった感じがする、涙丘(ピンク色の肉の部分)が見えすぎているのが気になるとのことです。

 

 

 

一見して不自然というわけではないですが、両目ともにやや内下方に切れ込んでいて涙丘が多めに見えています。ご本人としてはどうしても不自然さが耐えられず、1日でも早く修正手術で治してほしいというご希望です。

 

患者さんから、目頭の追加手術、修正手術は、どのくらい期間をあけたら行えるのか、という質問には、通常、最低6カ月待ってくださいというお話をしています。なぜなら、手術後、一見きれいに治っているように見えても、傷を含めた周囲の皮膚の下の組織は固くなっていて、柔らかくなじんでくるのに時間がかかるからです。固い組織の再手術はやりづらく、成功率が下がる可能性もあります。

ですから、ほとんどの患者さんには修正手術に最低半年お待ちいただきたいと考えていますが、例外もあり、この方は診察して目頭の皮膚を触れてみると皮膚の固さもほとんどなくなっていて、すぐにでも再手術が行えると判断しました。

なお、決して患者さんが急いでいるから、1日でも早く治したいからという理由で、情にほだされて早めることは、結果的に患者さんのためにならないので決してできないので、そこはどうかご理解ください。

この方は、最初の手術から4か月目に、ご本人がお考えになる自然な形になるまで、手術中に鏡で確認していただきながら、古川法による修正手術を行いました。

 

この方の術後10ヶ月の写真をお見せいたします。


修正手術前

            ダウン

 


修正手術後(10ヶ月)

 

 

修正手術前

            ダウン

 

修正手術後(10ヶ月)

 

目頭の戻し具合はわずかではありますが、患者さんには大変満足していただきました。

10カ月経過しており、傷跡はほぼわからないと思います。

 

 

修正手術前

            ダウン

 

修正手術後(10ヶ月)

 

 

修正手術前

            ダウン

 


修正手術後(10ヶ月)

 

 

術後1週間目の抜糸時の写真もお見せします。

 

修正手術後(1週間)

            ダウン  

 

修正手術後(10ヶ月)

 

最終的にはこれだけ傷跡がきれいになるのもお分かりかと思います。         

 

 

目頭切開他院修正手術(古川法)は、日帰り手術で局所麻酔、時間は40~50分ほどです。リスクや合併症は左右差、内出血、瘢痕などです。治療費用は修正内容により変わりますが、この方の場合は440,000円(税込)です。

モニタ―(割引があります)ご希望の方はクリニックまでご相談ください。

 

 

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タウン形成外科クリニック