今回も目頭切開後の修正手術である古川法についてです。

30代の男性で、かなり目立つ傷跡が両側ともにあります。

 

 

 

特に、右側がえぐれたようになっていて目立ちます。この傷跡を治す目的で、他院で植皮術を受けたことがあるとのことですが、改善せず、むしろ植皮跡が目立っているのが気になっているということです。植皮術は、皮膚が欠損している場合など、どうにも仕方がない場合には行いますが、植皮の跡そのものは決してきれいになるとは言えないので、目頭の傷跡を改善するために行うのは適切ではないと思います。

この方は、平行型は保ちたいということもあり、傷跡がより目立つ右側だけの修正を希望されました。

 

前回のブログ同様に、えぐれたような傷跡部分そのものを切除して治すのではなく、正常な皮膚できれいに覆い隠す修正手術(古川法)を行います。

傷跡部分が大きいので皮膚を寄せるのはそう簡単ではありませんが、傷跡をしっかり隠しつつ、平行型を保ち、左側と大きな左右差ができないように手術を行いました。そのためには、手術中に患者さんに鏡で確認していただきます。

 

この方の術後4ヶ月の写真をお見せいたします。

 


修正手術前(右のみ)

            ダウン

 


修正手術後(右のみ)(4ヶ月)

右側の目頭は平行型のまま、傷跡部分はほとんど隠れています。

 

 

修正手術前(右のみ)

            ダウン

 

修正手術後(右のみ)(4ヶ月)

 

※今回は写真がややピンボケしていてすいません・・・。

 

 

目頭切開他院修正手術(古川法)は、日帰り手術で局所麻酔、時間は40~50分ほどです。リスクや合併症は左右差、内出血、瘢痕などです。治療費用は修正内容により変わりますが、この方の場合は片側なので264,000円(税込)です。

モニタ―(割引があります)ご希望の方はクリニックまでご相談ください。

 

 

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タウン形成外科クリニック