私が行っている目頭切開後の修正手術である古川法は、手術の目的がいくつかあります。開きすぎた目頭を少しもしくはしっかり元に戻す、手術によってできた傷跡を隠す、そして今回の方のように、変形した目頭の形を整えることもできます。

20代前半の方で、2年前に他院で埋没法の二重と目頭切開を受けたのですが、左の目頭の変形を特に気にしています。

 

目頭はやや開き気味ですが、さらに、左側の変形を気にされています。

 

目頭のラインが内側にかなり食い込んでえぐれたようになっています。

 
あるクリニックでは、えぐれた部分にヒアルロン酸を注入して盛り上げたらどうかと提案されたそうです。確かに、ある程度の効果はあると思いますが、傷跡というのは固い瘢痕組織のため、きれいに盛り上がらないことがあることと、うまくいったとしても、ヒアルロン酸は今後も繰り返していかなければいけないため、やはり根本的な解決にはなりません。
 
私は古川法による修正手術で、えぐれた部分を治すのではなく、正常な皮膚できれいに覆い隠すことを行っています。
この方は、目頭が両方ともやや開きすぎなこともあり、元の形にごくわずかに戻しつつ、えぐれた部分はしっかり隠すように手術を行いました。いつものように、手術中に鏡で見ていただき、蒙古ひだを戻す程度、えぐれた部分の隠れ具合をしっかり確認していただきました。

 

この方の術後5ヶ月の写真をお見せいたします。

 


修正手術前

            ダウン

 


修正手術後(5ヶ月)

目頭は控えめに戻しつつ、左側のえぐれた部分はきちんと隠れています。

 

 

修正手術前

            ダウン

 

修正手術後(5ヶ月)

 

 

修正手術前

            ダウン

 

修正手術後(5ヶ月)

 

 

 

 

目頭切開他院修正手術(古川法)は、日帰り手術で局所麻酔、時間は40~50分ほどです。リスクや合併症は左右差、内出血、瘢痕などです。治療費用は修正内容により変わりますが、この方の場合は440,000円(税込)です。

モニタ―(割引があります)ご希望の方はクリニックまでご相談ください。

 

 

目頭切開の他院修正はこちら

 

 

 

 

タウン形成外科クリニック