20代の女性です。
数年前の外傷後の傷あとを目立ちにくくしたいと来院されました。
術前です。
ちょうど眉毛の間にほぼ一直線に線状瘢痕を認めます。
数年経過しており、傷あとは白く、やわらかくなっております。
この状態は成熟瘢痕といい、これ以上は変化しない状態です。
瘢痕をそのまま切除し、再縫合すると再び直線状の傷あととなり、改善効果が少ないと判断し、
W形成術を行いました。
術後約6か月です。
まだ少し赤みがありますが、視覚的に傷がぼやけた状態になっております。
術後1年ぐらいまでの間に赤みはもっと引いてくると考えております。
手術はデザインと丁寧な縫合技術に加え、術後のテーピング固定が重要です。
手術は局所麻酔で1時間程度です。
リスク:出血・感染・創部離開・皮膚壊死など
手術費用:傷の大きさにも寄りますが、今回は約20万円です。