眉間部の傷あと修正 | タウン形成外科クリニックDr.工藤勝秀のブログ ~美容外科・形成外科のあれこれ~

タウン形成外科クリニックDr.工藤勝秀のブログ ~美容外科・形成外科のあれこれ~

「安心・安全」をモットーに美容外科診療を行っています。このブログを通して、日々の診療で行っていることや自分なりの考え方を少しづつお伝えしていきたいと思っています。

20代の女性です。

数年前の外傷後の傷あとを目立ちにくくしたいと来院されました。

 

術前です。

 

ちょうど眉毛の間にほぼ一直線に線状瘢痕を認めます。

数年経過しており、傷あとは白く、やわらかくなっております。

この状態は成熟瘢痕といい、これ以上は変化しない状態です。

 

瘢痕をそのまま切除し、再縫合すると再び直線状の傷あととなり、改善効果が少ないと判断し、

W形成術を行いました。

 

術後約6か月です。

 

まだ少し赤みがありますが、視覚的に傷がぼやけた状態になっております。

術後1年ぐらいまでの間に赤みはもっと引いてくると考えております。

 

手術はデザインと丁寧な縫合技術に加え、術後のテーピング固定が重要です。

 

手術は局所麻酔で1時間程度です。

リスク:出血・感染・創部離開・皮膚壊死など

手術費用:傷の大きさにも寄りますが、今回は約20万円です。