上まぶたのたるみ治療~50代、男性 | タウン形成外科クリニックDr.工藤勝秀のブログ ~美容外科・形成外科のあれこれ~

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「安心・安全」をモットーに美容外科診療を行っています。このブログを通して、日々の診療で行っていることや自分なりの考え方を少しづつお伝えしていきたいと思っています。

本日の患者様は50代の男性です。

上まぶたのたるみの治療を希望されました。

 

術前です。

典型的なケースですが、外側に向かうにつれてひさしがかかったように皮膚のたるみを認めます。

そのため左右を見る際にどうしても視野が狭く感じるため、眉毛を挙上し物を見るようになります。

目の開きは問題ないのですが、時々眼瞼下垂の診断をされたというケースを見かけます。

 

今回は二つの治療法を提示しました。

 

①眉毛下で余剰皮膚を切除し、たるみの改善を図る

この場合元々の一重瞼➡一重瞼のままとなります。

印象の少ないため、比較的高齢の男性に好まれる傾向にあります。

 

②重瞼切開による二重瞼の作成

重瞼線で広く皮膚切除を行うと、厚ぼったい二重になってしまうため、

出来る限り皮膚切除量を減らし、少し幅の広い位置で二重を作成することで不自然になりにくくする。

一重瞼➡二重瞼となりますので、印象の変化は大きくなります。

 

二通りをご説明したところ、②の治療法を希望されました。

 

術後1か月の状態(開瞼・閉瞼)です。

 

一重から二重になることで印象の変化は大きいですが、柔らかい目の印象となりました。

非常に満足していただきました。

 

どちらの方法も埋没法と違い、皮膚の切除を伴う元の状態に戻すことはできません。

印象の変化については何度もご説明させていただきました。

術後に自分自身の顔貌を受け入れらないことがもっとも避けなければならない点だからです。

 

手術の合併症は内出血が1週間程度続くこと、腫れが落ち着き完成するには1か月程度かかることなどです。

治療費は30万円前後となっております。

 

治療の参考になれば幸いです。