体幹部では主に手術後の肥厚性瘢痕が多く見られます。
好発部は胸骨正中切開部、肩関節周囲、恥骨部などですが、それ以外でも生じます。
胸骨部、恥骨部はZ形成により方向変換を行い、上腹部、下腹部はW形成術を施行することが多いです。
いずれも瘢痕を広げる張力を減弱する為、減張縫合を密に行い縫合部を盛り上げるようにしますが次第に平らになります。
傷跡形成、瘢痕形成、ケロイドの治療は、治療法にもよりますが、原則として日帰りで行えます。
手術の場合は内容にもよりますが単純な体幹部瘢痕形成で5cmまで、30万円からになります。さらに1cm毎に5万円ずつ増額します。
W形成、Z形成、皮弁、皮膚移植など手術手技により別途加算されます。
詳しくはご相談ください。
リスクや合併症は感染、血種、ケロイドや瘢痕の再発や増悪などがあります。
タウン形成外科クリニック
医師 中村 潔