心臓のリズムには特徴的な音があります。

聴診器で聞くことができ、血液が心臓を通るときに心臓の弁が正常に閉じる音です。

時々、速かったり乱れていたりする血液の流れによって追加の音が聞こえることがあり、これが心雑音として知られています。

心雑音は子供によく見られます。

実際、小児循環器専門医への紹介の最も一般的な理由です。

雑音は出生時に存在することもあれば、後に発生することもあります。

ほとんどの雑音は、いわゆる「無害性雑音」と呼ばれ、心臓の問題と関連しません。

1歳から14歳の間に子供の約3分の1から4分の3が無害性雑音を持つことがあります。

しかし、時には雑音が心臓の病気の唯一の兆候であり、「病的雑音」と呼ばれることがあります。

小児科医は定期的な健康診断の際に、心雑音の有無や、その特徴、例えばその粗さや位置、を把握し、心疾患のリスクについての手がかりとします。

病的雑音が疑われる場合、子供は小児循環器専門医に紹介されます。
小児心臓専門医への紹介後でも、約3分の2の子供は無害性雑音と診断されます。

小児循環器の専門外来では、心臓の電気活動を評価する心電図や心臓の構造、機能、血流を確認する心エコー(心臓超音波)などの検査を行う場合があります。