今回は 3/16-3/22の期間のデータを加えて、小児の新型コロナの新規陽性者数の全体像とトレンドを解析しました。
こちらの図は1週間あたりの19歳以下の小児の新規陽性者数です。
先週と変わらず、全国的に人口の多い都道府県ほど新規陽性者数が多いです。
こちらの図は、10万人の小児当たりに換算した新規陽性者数となります。
赤のエリアは相変わらず多いですが、少し薄くなってきましたね。
|| 10〜19歳の新規陽性者数
10〜19歳のデータ(実数)はこちらになります。
10万人当たりの新規陽性者数は以下の通りです。
東北と日本海側を中心に少しずつ陽性者数が減ってきた印象です。
|| 0〜9歳の新規陽性者数
0〜9歳の新規陽性者数のデータはこちらです。
10代と同じような分布です。
ほぼ赤ですが、少しずつ減ってきた印象です。
|| 小児の新規感染者数(10万人当たり)のトレンド
次は、2020年9月〜2022年3月における新型コロナウイルス新規感染者数(10万人当たり)の推移を都道府県別に見ていきましょう。
北海道+東北エリア
もともと人口あたりの感染者数は多い地域ではなかったですが、北海道を中心に、徐々に折り返してきたのでしょうか。
下降トレンドは鈍化しているかもしれないですが...。
0~9歳と10~19歳で層別化したトレンドは以下の通りです:
0~9歳:
この世代は下げ渋ってますね。
10~19歳:
今週も10代のほうが折り返しの傾向が強いですね。
関東エリア
東京・埼玉・千葉は相変わらず感染者数多いですが、ピークを超えて、徐々に下がってきているようです。
茨城も一旦上昇傾向はストップしたようです。
0~9歳:
ピークが高かった分、かなり下がってきたように見えますね。
10~19歳:
10代より0-9歳のほうが人口あたりの数は多いですね。
北信越エリア
このエリアは第5波のピークを超え高くなりましたが、富山・石川などは大きく下がってきましたね。
0~9歳:
10~19歳:
東海四県
こちらは東海四県
結構さがってきましたね。
0~9歳:
静岡はじわじわと上がってきてましたが、今週は大きくさげましたね。
10~19歳:
愛知に関して、10代は大分折り返してきましたね。
近畿エリア
こちらは近畿エリア
だいぶ折り返してきていますね。
0~9歳:
この世代は奈良が最も多いようです。
10~19歳:
大阪の新規感染率はまた下げてきましたね。
中国地方
もともと陽性者の値が高い地域ではなく落ち着いたのですが、広島、岡山を中心に大きく上昇していましたが、徐々に下がってきましたね。
0~9歳:
10~19歳:
10代のほうが折り返し傾向が強いですね。
四国エリア
香川はそろそろ折り返しでしょうか。
0~9歳:
10~19歳:
九州/沖縄エリア
こちらは九州・沖縄エリア
徐々に下がってきていましたが、一部は下げ止まりのようにも...
0~9歳:
10~19歳:
新型コロナは大人がワクチン打てるので、ワクチン接種をしていただき、これ以上、小児の患者を増やさないようにすることが重要です。
特に12歳未満の多くは現時点でワクチン未接種の集団で、感染のハイリスクグループです。
(3月から5−11歳の予防接種も始まりました)
また、ワクチン接種の有無に関わらず、感染対策(手洗い、マスク、密を避ける)は怠らないという点も重要です。
*本記事は厚生労働省の「データからわかる-新型コロナウイルス感染症情報-」を参考に、管理人が独自に分析したものです。データや解析コードのダブルチェックは行っておらず、エラーの可能性がありますが、管理人は責任を負わないものとします(公式なものではなく、あくまで私の個人的な分析の公開であり、所属組織とは一切関係ありません)。
また、図表の著作権は管理人にあり、いかなる用途でも無断で転用しないようお願いします。
----------------------------------------------------------------------------------------
Twitterはこちら (現在、フォロワーは4.9万人)
アメブロもいいね&フォローして応援していただけると嬉しいです
◉ 3冊目の絵本が発売になります;
◉ 私が監修した絵本、発売中です:
◉ 2021年12月28日発売!:
*ブログは個人の見解であり、所属組織とは関係ありません。