今回は 2/23-3/1の期間のデータを加えて、小児の新型コロナの新規陽性者数の全体像とトレンドを解析しました。
こちらの図は1週間あたりの19歳以下の小児の新規陽性者数です。
先週と変わらず、全国的に人口の多い都道府県ほど新規陽性者数が多いです。
こちらの図は、10万人の小児当たりに換算した新規陽性者数となります。
赤のエリアは相変わらず多いですね。
|| 10〜19歳の新規陽性者数
10〜19歳のデータ(実数)はこちらになります。
10万人当たりの新規陽性者数は以下の通りです。
少しずつ陽性者数が減ってきた印象です。
|| 0〜9歳の新規陽性者数
0〜9歳の新規陽性者数のデータはこちらです。
10代と同じような分布です。
ほぼ赤ですね。。
|| 小児の新規感染者数(10万人当たり)のトレンド
次は、2020年9月〜2022年2月における新型コロナウイルス新規感染者数(10万人当たり)の推移を都道府県別に見ていきましょう。
北海道+東北エリア
もともと人口あたりの感染者数は多い地域ではなかったですが、北海道を中心に、徐々に折り返してきたのでしょうか。
0~9歳と10~19歳で層別化したトレンドは以下の通りです:
0~9歳:
10~19歳:
今週も10代のほうが折り返しの傾向が強いですね。
関東エリア
東京・埼玉・千葉は相変わらず感染者数多いですが、ピークを迎えたようにもみえますが、相変わらず高いです。
0~9歳:
今週も東京都が頭ひとつ抜けている印象です。
10~19歳:
10代より0-9歳のほうが人口あたりの数は多いですね。
北信越エリア
このエリアは第5波のピークを超え高くなりましたが、一部の地域は折り返してきてましたが、アップダウンしてますね。
富山と石川は連続して上昇トレンドにあります。
0~9歳:
先週と比較してほぼ横ばい〜やや上昇の地域が多いですね。
10~19歳:
東海四県
こちらは東海四県
先々週はどの県もさらに上昇し第5波のピークを超えましたが、そのまま高止まりしていますが、少し減少の兆しがありそうです。
0~9歳:
静岡はじわじわと上がってきてますね。
10~19歳:
愛知に関して、10代はやや折り返し傾向でしょうか。
近畿エリア
こちらは近畿エリア
今回も、大阪・奈良は高いですね。ちょっと折り返しの雰囲気あります。
0~9歳:
この世代は奈良が最も多いようです。
10~19歳:
大阪の新規感染率は大きく下げてきましたね。
中国地方
もともと陽性者の値が高い地域ではなく落ち着いたのですが、6週前から広島、岡山を中心に大きく上昇しています。
0~9歳:
10~19歳:
10代のほうが折り返し傾向が強いですね。
四国エリア
こちらの地域は比較的落ち着いていましたが、香川を中心にじわじわ上昇してますね。
0~9歳:
10~19歳:
九州/沖縄エリア
こちらは九州・沖縄エリア
徐々に下がってきているようにもみえますし、下げ止まりのようにも...
0~9歳:
10~19歳:
新型コロナは大人がワクチン打てるので、ワクチン接種をしていただき、これ以上、小児の患者を増やさないようにすることが重要です。
特に12歳未満の多くは現時点でワクチン未接種の集団で、感染のハイリスクグループです。
また、ワクチン接種の有無に関わらず、感染対策(手洗い、マスク、密を避ける)は怠らないという点も重要です。
*本記事は厚生労働省の「データからわかる-新型コロナウイルス感染症情報-」を参考に、管理人が独自に分析したものです。データや解析コードのダブルチェックは行っておらず、エラーの可能性がありますが、管理人は責任を負わないものとします(公式なものではなく、あくまで私の個人的な分析の公開であり、所属組織とは一切関係ありません)。
また、図表の著作権は管理人にあり、いかなる用途でも無断で転用しないようお願いします。
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