今回は 2/2-2/8の期間のデータを加えて、小児の新型コロナの新規陽性者数の全体像とトレンドを解析しました。
こちらの図は1週間あたりの19歳以下の小児の新規陽性者数です。
先週と変わらず、全国的に新規陽性者数が多いです。
こちらの図は、10万人の小児当たりに換算した新規陽性者数となります。
赤のエリアがさらに増えてきました。。。
|| 10〜19歳の新規陽性者数
10〜19歳のデータ(実数)はこちらになります。
10万人当たりの新規陽性者数は以下の通りです。
10代は、一部を除いて全国的にかなり高い水準ですね。
|| 0〜9歳の新規陽性者数
0〜9歳の新規陽性者数のデータはこちらです。
10代と同じような分布です。
ほぼ赤ですね。。
|| 小児の新規感染者数(10万人当たり)のトレンド
次は、2020年9月〜2022年1月における新型コロナウイルス新規感染者数(10万人当たり)の推移を都道府県別に見ていきましょう。
北海道+東北エリア
もともと人口あたりの感染者数は多い地域ではなかったですが、北海道を中心にさらに増加傾向です。第5波のピークを大きく超えました。
秋田や山形はやや折り返したようですね。
0~9歳と10~19歳で層別化したトレンドは以下の通りです:
0~9歳:
10~19歳:
0-9歳はまだ上昇傾向ですが、10代は折り返してきてるかもですね。
関東エリア
東京・埼玉・千葉は相変わらず上昇傾向ですが、他の件は先週とほぼ同じような状況です。
0~9歳:
今週も東京都の増加が頭ひとつ抜けている印象です。
10~19歳:
10代より0-9歳のほうが人口あたりの数は多いですね。
北信越エリア
このエリアは先週、第5波のピークを超え、さらに高くなりましたが、今週は一部の地域は折り返してきてますね。
0~9歳:
先週と比較してほぼ横ばいですね。
10~19歳:
山梨県はかなり折り返しましたね。
東海四県
こちらは東海四県
先週はどの県もさらに上昇し第5波のピークを超えましたが、今週はほぼ横ばい or 微増のようです。
0~9歳:
10~19歳:
10代のほうが横ばいの傾向が強いですね。
近畿エリア
こちらは近畿エリア
今回も、大阪、京都、奈良の順に増加しています。
0~9歳:
10~19歳:
10代の新規感染率は大阪は高止まりでしょうか。
中国地方
もともと陽性者の値が高い地域ではなく落ち着いたのですが、4週前から広島、山口、岡山を中心に大きく上昇しています。
広島と山口は折り返してきてますね。一方で岡山で増加傾向ですね。
0~9歳:
10~19歳:
10代のほうが折り返し傾向が強いですね。
四国エリア
こちらの地域は比較的落ち着いていましたが、愛媛と香川を中心に大きく上昇
他の地域と比べると、比較的ゆるやかな上昇で、一部は高止まりの印象もあります。
0~9歳:
10~19歳:
九州/沖縄エリア
こちらは九州・沖縄エリア
沖縄が爆増していましたが、先々週から折り返してきたようです。
一方で、福岡の上昇も高止まり、佐賀は上昇傾向ですね。
0~9歳:
10~19歳:
沖縄は10代の増加のほうが勢いありましたが、かなり折り返したようです。
このまま下がってくれると良いのですが...
新型コロナは大人がワクチン打てるので、ワクチン接種をしていただき、これ以上、小児の患者を増やさないようにすることが重要です。
特に12歳未満は現時点でワクチン未接種の集団で、感染のハイリスクグループです。
また、ワクチン接種の有無に関わらず、感染対策(手洗い、マスク、密を避ける)は怠らないという点も重要です。
*本記事は厚生労働省の「データからわかる-新型コロナウイルス感染症情報-」を参考に、管理人が独自に分析したものです。データや解析コードのダブルチェックは行っておらず、エラーの可能性がありますが、管理人は責任を負わないものとします(公式なものではなく、あくまで私の個人的な分析の公開であり、所属組織とは一切関係ありません)。
また、図表の著作権は管理人にあり、いかなる用途でも無断で転用しないようお願いします。
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