今回は 1/5-1/11 の期間のデータを加えて、小児の新型コロナの新規陽性者数の全体像とトレンドを解析しました。

 

 

こちらの図は1週間あたりの19歳以下の小児の新規陽性者数です。

 

 

先週からさらに増加し、北海道、東京・大阪とその周辺、広島、福岡、沖縄で新規陽性者数が増加しています。

 

こちらの図は、10万人の小児当たりに換算した新規陽性者数となります。

 

 

先週は白いエリアばかりだったのですが、徐々に黄色〜オレンジのエリアが増えてきました。

 

|| 10〜19歳の新規陽性者数

 

10〜19歳のデータ(実数)はこちらになります。

 

 

10万人当たりの新規陽性者数は以下の通りです。

 

 

広島、沖縄の増加が目立っているようです。

 

 

|| 0〜9歳の新規陽性者数

 

0〜9歳の新規陽性者数のデータはこちらです。

 

10代と同じく、東京・大阪とその周辺、広島、沖縄で増加しているのが分かります。

 

 

 

|| 小児の新規感染者数(10万人当たり)のトレンド

 

次は、2020年9月〜2021年12月における新型コロナウイルス新規感染者数(10万人当たり)の推移を都道府県別に見ていきましょう。

 

北海道+東北エリア

 

 

もともと人口あたりの感染者数は多い地域ではなかったですが、落ち着いているようです。 

 

0~9歳と10~19歳で層別化したトレンドは以下の通りです:

 

0~9歳:

 

10~19歳:

 

関東エリア

 

低め安定が続いていましたが、どの県も上昇トレンドに入ったのかもしれないです。


0~9歳:

 

この年齢層において栃木の微増は2週連続でしたが、今週は別の県の上昇が目立ちます。

 

10~19歳:

 

10代はどの県も上昇傾向です。

 

北信越エリア

 

 

このエリアは12月に入ってから、新潟で散発的にクラスター発生による微増がみられるようです。

今週は、長野、山梨の上昇がややあります。石川は変化なしです。

 

0~9歳、10~19歳と分けてみても、ほぼ同じトレンドにあります。

 

0~9歳:

 

10~19歳:

 

東海四県

 

こちらは東海四県

低め安定が続いていましたが、今週はどの県も上昇しています。

年齢別にみても同じような傾向です。

 

0~9歳:

 

10~19歳:

 

近畿エリア

 

 

こちらは近畿エリア 

今回は、奈良、大阪、滋賀、京都の順に増加しています。

 

0~9歳:

 

 

 

10~19歳:

 

中国地方

 

 

もともと陽性者の値が高い地域ではなく落ち着いたのですが、先週から広島、山口を中心に大きく上昇しています。

 

0~9歳:

 

10~19歳:

 

四国エリア

 

 

こちらの地域は先週まで完全に落ち着いていたようですが、微増しています。

 

0~9歳:

 

10~19歳:

 

九州/沖縄エリア

 

こちらは九州・沖縄エリア

沖縄が爆増しているのが分かります。

 

0~9歳:

 

 

10~19歳:

 

沖縄は10代の増加のほうが勢いありますね。

 

 

新型コロナは大人がワクチン打てるので、ワクチン接種をしていただき、これ以上、小児の患者を増やさないようにすることが重要です。

特に12歳未満は現時点でワクチン未接種の集団で、感染のハイリスクグループです。

 

また、ワクチン接種の有無に関わらず、感染対策(手洗い、マスク、密を避ける)は怠らないという点も重要です。

 

 

*本記事は厚生労働省の「データからわかる-新型コロナウイルス感染症情報-」を参考に、管理人が独自に分析したものです。データや解析コードのダブルチェックは行っておらず、エラーの可能性がありますが、管理人は責任を負わないものとします(公式なものではなく、あくまで私の個人的な分析の公開です)。

 

また、図表の著作権は管理人にあり、いかなる用途でも無断で転用しないようお願いします。

 

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