今回は 12/29-1/4 の期間のデータを加えて、小児の新型コロナの新規陽性者数の全体像とトレンドを解析しました。
こちらの図は1週間あたりの19歳以下の小児の新規陽性者数です。
先週とは異なり、北海道、新潟、栃木、東京と周辺、大阪、広島、沖縄で新規陽性者数が増加しています。
こちらの図は、10万人の小児当たりに換算した新規陽性者数となります。
実数データとは異なり、白いエリアばかりですね。10万人当たりに換算したためと思われます。
|| 10〜19歳の新規陽性者数
10〜19歳のデータ(実数)はこちらになります。
10万人当たりの新規陽性者数は以下の通りです。
東京、大阪、広島、沖縄が微増しているようです。
|| 0〜9歳の新規陽性者数
0〜9歳の新規陽性者数のデータはこちらです。
新潟、栃木、東京、大阪、沖縄が微増しているのが分かります。
|| 小児の新規感染者数(10万人当たり)のトレンド
次は、2020年9月〜2021年12月における新型コロナウイルス新規感染者数(10万人当たり)の推移を都道府県別に見ていきましょう。
北海道+東北エリア
もともと人口あたりの感染者数は多い地域ではなかったですが、落ち着いているようです。
0~9歳と10~19歳で層別化したトレンドは以下の通りです:
0~9歳:
10~19歳:
関東エリア
低め安定が続いていますが、栃木が人口当たりでちょっと増えてきたようです。
0~9歳:
この年齢層において栃木の微増は2週連続です。
10~19歳:
10代はほとんど変わらないようにみえます。
北信越エリア
12月に入ってから、新潟で散発的に微増がみられるようです。
0~9歳、10~19歳と分けてみても、ほぼ同じトレンドにあります。
0~9歳:
10~19歳:
東海四県
こちらは東海四県
低め安定が続いています。年齢別にみたらどうでしょうか。
0~9歳:
10~19歳:
近畿エリア
こちらは近畿エリア
今のところ大きな変化はないようですが、大阪で微増しているようです。
0~9歳:
10~19歳:
中国地方
もともと陽性者の値が高い地域ではないですが、落ち着いています。 広島や山口が微妙に増加しているようです。
0~9歳:
10~19歳:
四国エリア
こちらは完全に落ち着いているようです。
0~9歳:
10~19歳:
九州/沖縄エリア
こちらは九州・沖縄エリア
沖縄が急増しているのが分かります。
0~9歳:
10~19歳:
沖縄は10代の増加のほうが勢いありますね。
新型コロナは大人がワクチン打てるので、ワクチン接種をしていただき、これ以上、小児の患者を増やさないようにすることが重要です。
12歳未満はワクチン未接種の集団で、感染のハイリスクグループになり得ます。
また、ワクチン接種の有無に関わらず、感染対策(手洗い、マスク、密を避ける)は怠らないという点も重要です。
*本記事は厚生労働省の「データからわかる-新型コロナウイルス感染症情報-」を参考に、管理人が独自に分析したものです。データや解析コードのダブルチェックは行っておらず、エラーの可能性がありますが、管理人は責任を負わないものとします(公式なものではなく、あくまで私の個人的な分析です)。
また、図表の著作権は管理人にあり、いかなる用途でも無断で転用しないようお願いします。
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