今回は 11/10~11/16 の期間のデータを加えて、小児の新型コロナの新規陽性者数の全体像とトレンドを解析しました。
首都圏、大阪、愛知、福岡などの周囲の県で新規の陽性者者数は9月上旬まで高い値が続いていましたが、先週に引き続き、さらに減ってきて、低めで安定しているようです。
こちらの図は1週間あたりの19歳以下の小児の新規陽性者数です。
先週に引き続き、新規陽性者数は全体的に落ち着いているようです。
こちらの図は、10万人あたに換算した新規陽性者数となります。
実数データとほぼ同じ分布で、白いエリアばかりですね。
|| 10〜19歳の新規陽性者数
10〜19歳のデータ(実数)はこちらになります。
10万人当たりの新規陽性者数は以下の通りです。
9月上旬までは、東京周囲、愛知、大阪、京都、福岡、沖縄が多かったですが、その後は減少し、今週も引き続き安定しているようです。
|| 0〜9歳の新規陽性者数
0〜9歳の新規陽性者数のデータはこちらです。
こちらも10〜19歳のデータと同じような分布です。
|| 小児の新規感染者数(10万人当たり)のトレンド
次は、8/4〜11/16の13週間における新型コロナウイルス新規感染者数(10万人当たり)の推移を都道府県別に見ていきましょう。
北海道+東北エリア
もともと人口あたりの感染者数は多い地域ではなかったですが、落ち着いているようです。 特に北海道は8/18の週を最後に下降して安定しています。
0~9歳と10~19歳で層別化しても、トレンドはほぼ同じです
0~9歳:
10~19歳:
関東エリア
東京、千葉、埼玉、神奈川は非常に高かったですが、8/18-24以降をピークに、かなり減少して、現状は低め安定が続いています。
特に10~19歳のグループはピークが高かったですが、徐々に減少し、低めで安定しています。
0~9歳:
10~19歳:
北信越エリア
もともと感染者数は多くはないエリアですが、横ばい気味で推移しているのが分かります。
山梨の急増時期がありましたが、一過性のものだったようです。
0~9歳、10~19歳と分けてみても、ほぼ同じトレンドにあります。
0~9歳:
10~19歳:
東海四県
こちらは東海四県
愛知を中心に、ピークは関東より1週間遅れていましたが、確実に減少し、現在は低めで安定しているようです。
0~9歳:
10~19歳:
近畿エリア
こちらは近畿エリア
8月中旬〜下旬にかけて増加傾向でしたが、9月に入って減少トレンドにあり、そのまま低下しています。
大阪が最も陽性者が多く増加の勢いが強かったですが、しっかり減少して安定しています。
0~9歳:
10~19歳:
中国地方
もともと陽性者の値が高い地域ではないですが、落ち着いています。 広島や岡山の増加が一時期だけ気になっていましたが、こちらも大丈夫そうですね。
0~9歳:
10~19歳:
四国エリア
高知で一時期10代を中心に上昇してましたが、落ち着いてきているようです。
残りの3県は落ち着いていますが、0~9歳の徳島の直近の増加を一時期だけ気になっていましたが、大丈夫そうですね。
0~9歳:
10~19歳:
九州/沖縄エリア
こちらは九州エリア
沖縄・福岡を中心に一部、感染者が高い傾向にありましたが、関東と同じように8月中旬をピークに落ち着いているようです。
0~9歳:
10~19歳:
新型コロナは大人がワクチン打てるので、ワクチン接種をしていただき、これ以上、小児の患者を増やさないようにすることが重要です。
12歳未満はワクチン未接種の集団で、感染のハイリスクグループになり得ます。
また、ワクチン接種の有無に関わらず、感染対策(手洗い、マスク、密を避ける)は怠らないという点も重要です。
*本記事は厚生労働省の「データからわかる-新型コロナウイルス感染症情報-」を参考に、管理人が独自に分析したものです。データや解析コードのダブルチェックは行っておらず、エラーの可能性がありますが、管理人は責任を負わないものとします(公式なものではなく、あくまで私の個人的な分析です)。
また、図表の著作権は管理人にあり、いかなる用途でも無断で転用しないようお願いします。
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