粉ミルクを使用する場合、ほとんどで牛乳ベースのミルクを使用することになります。

今回は、牛乳ベースの粉ミルクについて、簡単に解説しました。

 

販売されている粉ミルクの8割以上が牛乳をもとに作られた粉ミルクです。

牛乳を原料としていますが、乳児が安心して飲めるように牛乳の成分を大幅に変えています。

 

例えば、タンパク質を消化しやすくするために、加熱などの処理をしています。

乳糖(ラクトース)は母乳と同じ濃度になるように多めに加えられ、乳児が消化しやすく、乳児の成長に適した植物性油脂などに置き換えられています。

 

牛乳の粉ミルクには、さらに鉄分が加えられています。

鉄分を添加することで、乳児期の鉄欠乏性貧血を予防するためです。

 

粉ミルク以外から補える追加の鉄分は、多くの食品(ベビーフードを含む)、特に肉類、卵黄、鉄分強化された商品に含まれています。

 

鉄分の話をすると、鉄分が便秘の原因になるのではないかと噂を聞き、心配する保護者がいるようです。

ですが、粉ミルクに含まれる鉄分の量は便秘の原因にはなりません。

 

また、ほとんどの粉ミルクには、赤ちゃんの脳や目の発達に重要とされる脂肪酸であるドコサヘキサエン酸(DHA)とアラキドン酸(ARA)が添加されています。

 

また、プロバイオティクスと呼ばれる善玉菌を配合した製品もあります。

人間の母乳に含まれるオリゴ糖に似せて、腸内環境を整えるプレバイオティクスを配合したものもあるようです。

 

 

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