赤ちゃんの初めての沐浴のタイミングは、以前と変わってきています。

昔は生後1~2時間以内に赤ちゃんを入浴させてることもあったようですが、現在はこの方針は変更されています。

 

例えば、世界保健機関(WHO)は、赤ちゃんの初めてのお風呂は生後24時間以降に行うことを、文化的な理由で受け入れられない場合は最低でも6時間待つことを推奨しています。

 

|| なぜ待つのか?

 

現在、赤ちゃんの初めての沐浴を遅らせることが推奨されている理由はいくつかあります。

 

例えば、体温と血糖値です。

すぐにお風呂に入れると、入浴後の水分の蒸発で体が冷えて低体温になる可能性があります。

また、お風呂に入る前のちょっとしたストレスで、血糖値が下がりやすくなる(低血糖症)赤ちゃんもいます。

 

赤ちゃんを生後すぐにお風呂に入れてしまうと、スキンシップ、母子の絆、母乳育児の早期成功が妨げられる。

ある研究では、赤ちゃんの最初の入浴を12時間遅らせた場合、最初の2、3時間以内に入浴させた場合と比較して、病院での母乳育児の成功率が大きく増加したと報告されています。

 

胎脂は、出生前の赤ちゃんの皮膚を覆う蝋状の白い物質で、天然の保湿剤として機能し、抗菌作用があると考えられています。

米国小児科学会(AAP)によると、新生児のデリケートな肌の乾燥を防ぐためには、胎脂をしばらくの間、肌に残しておくことが望ましいとされています。

 

----------------------------------------------------------------------------------------

Twitterはこちら (現在、フォロワーは4.5万人)

アメブロもいいね&フォローして応援していただけると嬉しいですお願い