生後8〜12ヵ月の赤ちゃんは、まるで2人の異なる人格を有するのように見えることがあります。

 

1つ目は、保護者に対して心を開いて、愛情深く、外向的な赤ちゃんがいます。

もう1つは、見知らぬ人に対して不安を感じ、すぐに怯えてしまう赤ちゃんです。

 

赤ちゃんが見知らぬ人に対して怖がりで内気なのは、「甘やかしているからだ」と心ない言葉を言う人もいるかもしれません。

しかし、そんなことはありませんし、そんな言葉に耳を傾ける必要は全くありません。

 

赤ちゃんの行動パターンが多様化しているのは、保護者の育て方に原因があるのではありません。むしろ、赤ちゃんが初めての状況と見慣れた状況を見分けることができるようになったからです。

 

このため、この時期に見知らぬ人へ見せる赤ちゃんの不安は、保護者と赤ちゃんの関係が健全であることの証拠でもあります。

 

見知らぬ人に対する不安は、赤ちゃんが最初に到達する感情の節目のひとつです。

生後3ヵ月のときには、知らない人にも落ち着いて接していた赤ちゃんだったのに、知らない人が近づくと緊張するようになると、何かおかしいと思うかもしれません。

 

これは、この月齢では普通のことですので、心配する必要はありません。親戚やよく来るベビーシッターなど、以前は慣れていた人でも、急に近づかれると隠れたり泣いたりしてしまうことすらあります。

 

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