赤ちゃんが産まれた後、保護者は排便の観察・処理やお尻の拭き取りの役割を日常的に担うようになります。

すると、赤ちゃんの便の色の変化に頭を悩ませるかもしれません。

 

最初は、胎便といって、赤ちゃんがタール状の便を排泄します。

その後、黄色、茶色、緑色などさまざまな色合いのウンチが出てきますが、これらはまったく問題ないでしょう。

 

母乳で育てられている赤ちゃんには、マスタードのような黄色が多いです。

粉ミルクの場合は、緑がかった黄褐色となることがあります。

 

また、赤ちゃんが固形物を食べたり、風邪をひいたりすると、普段の色とは異なることがあります。

 

赤ちゃんのうんちにはいくつかの色がありますが、赤色、黒色、白色を見かけた場合は、医師に相談した方が良いかもしれません。

 

|| 赤色のうんち

 

特に新生児期の赤ちゃんは、赤い色のものを食べたり飲んだりしないので、赤い色の便が出てきても血と勘違いしてしまう可能性があります。

 

血が出たからといって、すぐにパニックになる必要はありませんが、小児科医に相談する必要があるでしょう。

出産時に赤ちゃんが血液を飲み込んでしまい、その後すぐに赤ちゃんの吐き戻しやウンチの中に血が混じることは珍しくはありません。

 

また、血の混じった吐き戻しの場合は、母親の乳首の痛みやひび割れが原因のこともあります。

いずれにしても、血の混じったウンチは、問題の兆候である可能性があるため、きちんと医学的に評価する必要があります。

 

|| 黒色のうんち

 

血液は腸管の中で時間が経つと赤から黒に変わるのが一般的です。

このため、黒い色のウンチは注意が必要です。

 

ただし、産まれたばかりの赤ちゃんの最初の数回の胎便は、黒っぽいことが多いので、この期間は例外です。

 

|| 白いウンチ

 

産まれて間もない赤ちゃんの白いうんちは非常にまれです。

このため、生後1ヶ月前後までの期間で白い便が出てきた場合、できるだけ早目に医療機関でご相談された方が良いでしょう。

この時期の白色〜灰白色のウンチは、肝臓に問題がある場合に起こりえます。

 

 

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