文化が違うということ No2 | 心理カウンセラー 奥園 清香 の日記

心理カウンセラー 奥園 清香 の日記

心理カウンセラー 
奥園 清香 の日記です。


心理カウンセラーとして、
日々感じること、出会った人、
感動したことなど、綴っています。

前回のブログでカウンセリングに訪れる

海外の方について書いたのですが

今回は、少し、具体的に私自身が

思っていることを書こうと思います。


カウンセリングルームを訪れる

海外の方で、よくお越しになる方の境遇として

「日本人と結婚をされた海外の方」が

多くお見えになります。


彼ら(彼女)の中には、

自分の生まれ育った国から離れ

新しい環境で、パートナーだけを頼って

日本に来て、日本の文化風習になじめないことが

二人の問題の大きな原因であると

思われて、カウンセリングに来られることがあります。


私自身は、この問題(文化の違いや国の違い)は、

価値観や考え方にも違いが出てくるので

もちろん大きいと思うのですが


常に、その問題に囚われていると

本質的な問題から目を背けてしまうことが

少なくないと思っています。


「自分が日本語がわからないから

パートナーをサポートできない」


「自分が日本の文化がわからないことが

どれだけ、自分のストレスになっているか

パートナーにはわからない」


「言葉の深い部分はわからないから

伝えたいことが最終的には伝わらない」


出来ない理由や、無理なこと

変えられないものに固執していると

問題の原因ばかりに目がいってしまい

犯人探しをしてしまうように思います。


犯人を探しているうちは

自分の問題として、本当に考えていくことは

難しいように思うのです。


カウンセリングの中では

なるべく英語ではなく日本語で

私に自分の気持ちを伝えてもらうように

努力をしてもらいます。


日本語でも充分に意思疎通が出来る体験を

してもらうことで、実は大切なのは

伝える「言葉」ではなくて

伝えたいと思う気持ち

伝わったときの嬉しさ

感じる力なんだということを

体験してもらいます。


だから、カウンセリング中に同時に

嫌いだった日本語を使って

日本語で思いを伝えるトレーニングをして

もらっているような気がします。


そんな時間の中で

クライエントさんは、気づき始めます。


「国を捨てて、この人の為に自分は犠牲になっている」と

思っていたけれど、自分で選んでいたんだって。

「運命」ではなく、自分で「選択」したんだって。


人の為という言葉は、「偽」という漢字になります。

だから、私は普段、この「為」という漢字を使いません。


「人のために・・・」と思っているときは

きっと、「自分がこんなにしてあげているのに」という

裏メッセージが隠されているような

気がしてならないのです。


どんなことも、

「自分が好きでやっている」

「自分が選択している」

「自分事」・・・と、思うことが出来たら

きっと、覚悟できるのだと思います。



クライエントさんが、こういう気持ちになり

自分で、乗り越えようと

動き出す瞬間に立ち会える瞬間

カウンセリングという時間を

共有できることは、私にとって、感動です。


意識しないと感じられない幸せもある。

意識を変えれば幸せに変わる不幸もある。


幸せは、気づけばきっとすぐに手に入るものだと思います。

カウンセラーは、ただ、ただ、そのキッカケのために

ここにいるのだと思います。