B&W 707S3 PEは私の期待を大きく超えてきました。素晴らしいです。さて我が家の小型スピーカーの王者はこれまでSonusFaber LUMINA II Amatorでした。とにかく繊細で音場が広く音の分離感は抜群です。
と言うわけで、新たな挑戦者と一騎討ちをしてみます。まずは見た目の佇まいですが、これはLUMINA II Amatorの方が私は好きです。ただしスピーカーターミナルだけは707S3Prestige Editionの方が美しいですし使い勝手もいいです。
LUMINA II Amatorはバッフル面の美しいV字の木目と革張りの天板と側面の対比が美しく工芸品の域です。
両スピーカーとも20万円の価値は十分にある仕上がりです。
では音はどうでしょうか?
私の耳にはLUMINA II Amatorの方が繊細で音の細部がよくわかるように聴こえます。音は707S3Prestige Editionに比べると筐体サイズは大きいのですが明らかに腰高です。一方の707S3Prestige Editionはピラミッド型の低域のしっかりした音でLUMINA II Amatorと比べると穏やかな感じがします。ただし音の細部もきちんと表現されています。音のバランスとしてはGENELEC 8341Aとほぼ同じ感じです。非常にバランスが良いです。
例えばオーケストラのスケール感がよく出るのは707S3Prestige Editionです。一方でLUMINA II Amatorは音の細部のテクスチャがよりクリアにわかります。
King Gnuのマスカラを聴いてみます。
音の細部はLUMINA II Amatorの方が良いかもです。ただ低域が伸び切らないのです。いかにも小型スピーカーという感じの聴こえ方です。
一方の707S3Prestige Editionは音場も広く音の分離も良く低域も十分でまるでメインシステムを聞いているかのようです。少なくとも私には707S3Prestige Editionの方がよく聴こえます。
メインシステムとしてこの二機種から選べと言われたら迷わず私は707S3Prestige Editionを選びます。音のバランスがよく音場も広く分離も良いと欠点がほとんどないのです。どんなジャンルも気持ちよく鳴らしてくれます。
サブシステムとしてどちらか一つ選ぶならこれも迷わずLUMINA II Amatorを選びます。まず弦楽器の綺麗さは得難い物がありますしボーカルも繊細です。音のバランスは腰高ですがそれを補ってお釣りが来るほどです。また物としての佇まいが素晴らしいのです。
以上の感想や評価はあくまでも我が家の石井式オーディオルームでbluesound node nanoのバッテリー駆動から同軸デジタルケーブルでDACプリのHIFIMAN SERENADEに入力しバランス接続でTEAC AP505をモノラルアンプとして使った場合の評価です。
と言うわけでこの二機種はいずれも素晴らしいスピーカーですが、音を正確に再生するという意味では707S3Prestige Editionが一歩リードしていると言っていいと思います。
どちらを購入してもおそらく後悔はしないと思います。そしてこの二つのスピーカーで悩むなら絶対に聴き比べて好きな方を選ぶべきだと思います。





