ポータブルオーディオを極めてみようと思うという記事を書いたところ、ポータブルというならやっぱりイヤホンではとメッセージをいただきFAudioの Mezzoと言うイヤホンをお勧めいただきました。

 

値段を見るとマジで?と言うほど高い、、、。でもe-イヤホンの秋葉原本店に中古が一個だけあります。e-イヤホンは日本のポータブルオーディオ好きの聖地とも言える場所です。

 

休みに行ってきました。

 

という訳で、結局買ってしまったのですが、このe-イヤホンでの経験は素晴らしい物でした。

 

まず新品コーナーには人が溢れています。高級イヤホンの試聴コーナーにもです。みなさんそういった場所にいる人たちは大きなポータブルプレーヤーを持参して試聴しています。かくいう私めも、RU9を持っていって試聴していたんですけどね、、、、。

基本的に自分で勝手に試聴して行くのです。

私がびっくりしたのはその値段です。

 

数千円からなんと70万円越えの機種まであります。

その上、ドライバの数がめっちゃ多い。

 

私がオーディオにハマったキッカケはクリスマスセールで2000年代に購入したB&Oの耳かけイヤホンでした。アルミ製でちょーかっこよく1万強に値下げされていたのでApple Storeで思わずポチったのです。もちろん有線のイヤホンです。

これで聞き慣れた曲を聴いたらびっくりするほど音がたくさん聴こえてきて、マジで?と思ったのが初めです。その後Etymotic ResearchのER4-Sと言うBA一個のイヤホンを購入して、その音にすっかりやられてしまいオーディオオタクになったのですが、15年ぶりに真剣に有線イヤホンを選んでみたら、BA6個とかBA8個!とか、低域はダイナミックドライバーで中域はBA、高域はピエゾ素子なんて別々の仕組みの複数ドライバを組み合わせた機種まであります。

 

これには心底驚きました。だって方チャンネル8個もBA(バランスドアーマチュア)をイヤホンに使ってそれを違和感なく鳴らせるなんて、どうやっているんだろうと言う感じです。

 

そして音は素晴らしいのです。

 

びっくりしました。

 

いよいよ目的のMezzoを試聴しに中古売り場に伺いました。

そこにはメーカーのABC順に数え切れないほどの中古イヤホンが並んでいます。そして、社員食堂のような大きな長机が2列あり、数人の方が黒いお盆に載ったイヤホンをとっかえひっかえ聴いておられます。何と、自分か聴きたいイヤホンを店員さんにお願いすると、次々に出してくださり、それをお盆に載せて、自分の好きな場所に座ってじっくりと聴くことができるのです。

 

私はMezzoの試聴をお願いしたところ、「一つで良いですか?」と店員さんが聞いて下さいましたが、そもそもどれが良いのかわからないのでまずは、Mezzoだけ聞いてみることにしました。

 

悪くないです。ただ抜け感が今ひとつの感じです。実は新品で聞い7万円ぐらいのMoritz Audioと言うメーカーのAURAという機種が素晴らしい音だったのですが、それに比べて抜けが悪く感じたのです。

ただ、音数や低域の迫力はMezzoのほうが明らかにありますし、音場も広いです。

 

そこで、Auraの中古を探してみたのですが、ありません。うろうろしていると、店員さんが声をかけて下さいました。

「他にも試聴なさいますか?」体格の良い若者でした。

「実は、HifimanのAryia Organicというヘッドホンの音を気に入り、それに近いイヤホンを探しているのですが・・・。」とおききすると、

 

「判りました、ちょっと難しいですけど、抜けが良くて音場が広くて、弾むような低域が出るという感じですね」おおおおおーーーー! まさしくその通り!

 

「これなんかどうでしょうか」と、2機種ほど提案してくれました。一つは忘れてしまいましたが、平面駆動型のシングル。もう一つはMYSTIC 8と言う機種でした。MYSTIC8は非常に抜けが良く、本当にHIFIMAN Aryia Organicに似ている感じです。ただ、値段は12.5万円。予算オーバーです。その後、色々聞いて、結局、FAudioのMezzoを購入する事にしました。

 

コメントで、教えて下さったスタローンフリークさんに感謝です!

彼が言うには、MYSTIC 8も非常に良いイヤホンだし、MEZZOも良いのだけれど、非常にフラットで、繊細なので、余り売れないとのことでした。特にMEZZOは色が色なので、100台限定なのに売れ残っていると。売れるのは低域がドカドカ出るとか、高域に特徴があるとか、特徴的なイヤホンが多いと仰っていました。

そして、定価で130万円以上する機種の中古があるので是非聞いてみて下さいと、聴かせていただきました。

 

非常に大きく、クラシックを聴くと、これは桃源郷にいるかのような響きと、広がりを感じ思わず笑みがこぼれます。しかし、KingGnuのマスカラは低域がボヨボヨで聞くに堪えません。店員さんにその事を言うと、「そうなんですよ、高いから音が良いと言うよりも特徴的なんです」とのこと。若い店員さんとの時間は本当に楽しい時間でしたし勉強になりました。

 

私は、e-イヤホンにはじめて行って、オーディオ趣味は形を変えて未だ活発なんだと安心しました。多くの人がいい音を求めて、結構なお金を使っているんだなと。まあ、それでもe-イヤホンに行っちゃう人の人数は限られるでしょうが・・・・

Bluetoothイヤホンまで入れると、ポータブルオーディオという領域ではオーディオは実は昔よりもはるかに普及しているとも考えられます。そして、その総本山が知識豊富で親切な店員さんと、安心して試聴できる場所になっていることにちょっと安心しました。

 

スピーカーオーディオも、もうちょっと普及すると良いんですけどね。