先日、Wiim Pro Plusをバッテリー駆動したという記事を書きました。これに使ったバッテリーは18650バッテリーという規格のVTC6というバッテリーです。18650というのは、単三電池とか、単四電池とかと同じ、バッテリーの形を示した規格です。VTC6というのはバッテリーの型番で、元々はSonyが開発したリチウムイオンバッテリーで、高電力、高容量の高性能バッテリーで、一本で30Aの放電能力があります。定格電圧は3.6V、満充電で4.2Vです。これを4本並列で使っています。仮に電圧が4Vとすれば、4本並列にすると、480Wの供給能力がある電源に繋いだという事になり、とんでも無くオーバースペックですが、経験上、デジタルオーディオ器機では必要電力の10倍以上の電源を繋ぐと音が非常に良くなります。

 

 

 

 

Wiim Pro Plusは5V駆動なのですが、4V-3.5Vでも普通に動きます。勿論、自己責任です。

 

さてこのVTC6というバッテリー、実は非常に偽物が多いのです。店のページにSony VTC6と記載があったら偽物の可能性が高いです。Sonyはすでにリチウムイオンバッテリー製造から手を引いており、現在、村田製作所が引き続き製造していますので最近のものは全てMurata の記載があります。

 

本物の値段はかなり高額で2本で3500円前後です。4本だと7000円、私がHugo M-Scalerに使っている12本組の12V仕様だとバッテリーだけで4万円以上になってしまいます。直接Murataから購入できればいいのですが、実際には電子タバコ用の物を流用しているのでかなり割高です。私はいつも買っているショップが2本1900円で投げ売りしていた時に購入したので半額程度でしたがそれでも高額です。

このバッテリーに保護機能はついていませんから、過放電で容易にお釈迦になります。私はもう何度も電源を外し忘れてバッテリー残量がほぼ0になってしまい、バッテリーをダメにしています。

一気に数万円がとんでしまいますので、ショックでしばらくは何もしたくなくなります。

 

さて、そういった障害を物ともせず、このバッテリーを使って出てくる音はそれはそれは素晴らしいのです。まあ、リチウムポリマーバッテリーの方が安価で高性能を得やすいのですが、何せ、発火の危険と隣り合わせです。このリチウムイオンバッテリーの方がまだ発火の危険性は低いと言えます。このバッテリーを4並列にした場合の内部抵抗値は約3mΩと極めて小さい物です。ここにさらにコンデンサバンクを追加し、プラグ直前にさらに小型リポバッテリーを追加することで、DC領域からMHz領域までをカバーする非常に強力なノイズサプレッサーとして働くことになります。コンデンサバンクとリポバッテリー(TAISアダプター)を追加することで、DC領域での見かけの合成抵抗は0.5mΩと極めて小さくなり、また、高周波領域もコンデンサバンクの働きによって電圧は常に一定に保たれるようになります。このことが、音にもたらす効果は絶大です。

 

勇気がある方は自己責任でお試し下さい。びっくりすること請け合いです。