我が家には現在真空管アンプのTriode TRV-A300XR、ネットワーク機能のついたトランジスタアンプMarantz Model 40n、先日ヤフオクで購入したSoulNote A-0の3つのアンプがサブシステム用としてあります。


これらは主にブログの検証用に購入したものです。


今日はDST-Lacerta+VMV D2Rのアナログ出力をMarantz Model 40nとSOULNOTE A-0に入力してその音の違いを検証してみました。



再生システムはこちらです。


SoulNote A-0はバランスとアンバランス入力で全く音が違うので、バランス入力で試聴しています。


さて音ですが、少なくともA-0をバランス入力で使う限り、Marantz Model40nはA-0の敵では有りません。圧倒的にA-0の方が音がいいです。

音の分離感、音場の広さ、解像度、どれをとってもA-0が大きくModel 40nを引き離します。


ところがアンバランスで比べるとModel 40nの方が力強く良い感じなのです。A-0のアンパランス接続は特に低域が締まらない感じになります。音の粒立ちも悪くなります。そもそも音量が半分くらいになってしまいますから曲によってはゲイン不足の感じになります。


前にも書きましたが、SoulNote A-0はバランス接続で使ってこそ生きるアンプです。もしアンバランス接続しかしないならModel 40nの方が楽しく音楽を聴けると思います。Model 40nであれば単体でStreamingをそこそこ良い音で聞けますし。


というわけで、求道者のように今後音質を突き詰めたいならこの両者であればSoulNote A-0をお勧めします。バランス接続で上流の質を高めた時の音は同じ再生系でModel40nで再生した音とは一線を画します。A-0のバランス接続は音の細部に宿る神を炙り出してくれるまさしくハイエンドの入り口の音です。

 一方でMarantz Model 40nはそこまでの表現力はありませんが楽しく音楽を聴かせてくれる一般機の上がりに近い音です。この両者は目指すところが違うアンプなんだろうなと思います。