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ある方からコメントでWiiM Proの専用アプリでの再生の方がAirPlay2より音質的に不利な気がするので、AirPlay2で再生したWiiM Pro Plusの音とModel 40の音を比べて欲しいというリクエストがありました。

 

そこでバッテリー+TAISアダプターで武装しその上Sonore で光絶縁するというこれ以上ない環境にWiiM Pro Plusを置いた場合の音とModel 40nをWifi接続したネット再生の音とを比べます。条件は圧倒的にWiiM Proの方が有利です。

WiiM Pro Plusからはアナログ出力でBJ-Electric ML-RHを使っています。LAN環境とアナログケーブルだけでWiiMProPlusが3台以上買えてしまいます。

 

聴いた曲はこちらです。

 

 

Amazon Music Ultimate上のDangerous。一応ハイレゾロスレスですがAirPlay2経由なので44.1kHz16bitにダウンコンバートされます。

 

さて音ですが、一聴して音数が少なく感じます。少なくとも我が家で聴く限り明らかにWiiMの専用ソフト経由で聴く音の方が高域の伸びも、音数も、音の分離もWiiM Proの専用アプリ経由の

 

こちらの方が私には良く聴こえます。ただ差は思ったほど大きくはないですが音数についてはだいぶ差があると思います。

 

44.1kHzが悪いというよりもダウンコンバート時の精度の問題なのか、AirPlay2が持つ本質的な音質の問題なのか。

 

さてこのAirPlay2の音とModel 40nのHEOS経由の音を比べてみます。ネットの条件は圧倒的にWiiM Proの方がいいです。

 

これは勝負になりません。冒頭のSE音からして違います。5秒で判断できるほどです。

音数、粒立ち、音場の広さ、空間性、全てHEOS経由の方がいいです。

この再生に接して初めてマイケルジャクソンの凄さに触れた感じです。

 

WiiM Pro Plusの音はマイケルジャクソンの音の工夫の半分程度しか伝わらないかもです。とにかく音の分離が悪いのです。WiiM Pro PlusのAirPlay2経由だと音が前に出てくるような感じになるのでこちらの方が好きという方はいるかもしれませんが基本的に音の分離の悪さは変わりません。

 

 

最後にModel40nにSonoreOpticalModuleからのLANケーブルを挿して有線にしてみます。

もうね、本当に素晴らしいです。この音には絶対WiiM Proは到達できないと思います。

 

さて試しに、この状態でModel 40nにAirPlay2再生をしてみます。

音の質はいいのですが空間性が損なわれます。ただしWiiMのAirPlay2の音よりは大幅にこっちの方が良いです。

 

Model40nで聴くAmazon Music HDの音は、この値段でこの音を得られる幸せを噛み締めたくなる音だと思います。