先日、LUMINA II AmatorとPIEGA  Premium301の比較をさせていただきました。

この二つのスピーカーはどちらも魅力的です。もし定価であれば私はLUMINA II Amatorを買うと思います。(まあ両方とももう買っちゃってるんですけどね😅)。


LUMINA IIはとにかく音の細部の表現が豊かです。一方のPIEGA  Premium301は空間再現性と低域から高域までのバランスがよく言われるピラミッド型です。


今回は昭和歌謡を聴いてみました。


まずは木綿のハンカチーフ。やはり太田裕美さんの歌声の魅力がより伝わってくるのはLUMINA IIの方です。

PIEGA は非常に立体間に富むのですが、高域の繊細さではLUMINA IIに一歩譲る感じです。

そこがボーカルの表現の差になって、LUMINAIIの方がいい感じです。



次は石川ひとみさんの待ち伏せです。こちらはさらにLumina IIの方がいい感じです。石川ひとみさんの高域の気持ちいい伸びがとにかくいい感じなのはLUMINA IIです。弦もLUMINAの方がいい感じです。冒頭のドラムが空間に飛ぶ感じはPIEGAに軍配が上がりますが、LUMINA IIもまあ悪くはないです。



次は神田川です。

うーーーん、これはどうでしょうか。PIEGA  Premium301ではすべての音が綺麗に分離してボーカルは綺麗に空間に浮かぶ感じです。

LUMINA IIは一つ一つの音の綺麗さはあるのですが、渾然一体感があり、この曲ではPIEGAに軍配を上げたいです。やはりPIEGAの空間再現性は非常に高いものがあり、それゆえ音に気品がある感じがします。

ただPIEGA  Premium301はTRIODE TRV-A300XRとの相性のほうがいい気がします。


さて鉄板の松田聖子さんで比べてみます。


蒼いフォトグラフです。これ、石黒賢さんが主演した青が散るの主題歌でした。宮本輝さんの原作は何度読んだかわからないぐらい大好きでした。

まずはPIEGAからですが、これはいい感じです。ちょっとハスキーな松田聖子さんの声のかすれがいい感じに出ています。空間再現性が高いためボーカルは宙にポット浮かんで声の伸びもありいいです。


次にLUMINA IIです。



おおおー!とにかく一音一音の細部がよくわかります。粒立ちがいいです。松田聖子さんの高域の伸びが素晴らしいです。これは結構圧倒的にこっちがいいです。

LUMINA IIは使い込むに従って空間再現性が高くなっている感じがします。


女性ボーカルはこのスピーカーは本当に素晴らしいです。うっとりします。いやー良いです!


松田聖子さんの曲を聴くならLUMINA II Amatorは最適です。


次にLUMINA II Amatorで山口百恵さんを聴いてみます。秋桜です。


うーーーん、始めのセリフでドキドキする感じです♪

結構音場も広く良い感じ。やっぱりLUMINA II Amatorは女性ボーカルには最適です。

もうちょっと年齢を重ねて、引退寸前のこの曲


やっぱり良いです。もうね、女性ボーカルを聴くならLUMINA II Amatorで決まりって感じにいいです。ただどっちかというと松田聖子さんの方がいいかもです。高域の伸びがありますからね。

というわけで、もう一人の大御所中森明菜さんを聴いてみます。


なんでこれ????って思われた方もいるかもしれませんが、この明菜さんの瑠璃色の地球は絶品なんですよ。儚くて、なんか松田聖子さんが歌うとあっさりしているんですけど、中森明菜さんのこの歌は本当に儚いんです。私たちの星を守りたいって言ってるんですけど、なんとなくその裏に無理かもしれないけどみたいなのが透けて見える感じで好きなんですよね。


この秋桜も良いんですよ。声が掠れて、全くエコーがかかっていなくて、いかにも寂しいんですよ。こういう悲しい感じは本当に彼女ならではで素晴らしいです。そしてLUMINA II Amatorはその味を余すところなく伝えてくれます。ブラボー!!!!!


やっぱりLUMINAIIはいいです。


というわけで女性ボーカルを聴くならPIEGA  Premium301よりもLUMINA II Amatorの方がいい感じです。