Model 40nの音は同社のPM8006とは次元が違うと言っても過言ではないだけの音質を持っていると思います。

Sonore Optical Module でアイソレートしSforzato DST Lacerta→VMV-D2Rで再生したものをLine入力で聴いた場合には素晴らしいパフォーマンスを見せてれる、ということです。


さてそれでは、ネットワーク再生機構を使って再生した場合やStreamerを加えた場合はどうでしょうか?



以前、Sonore Optical Module でアイソレートしたLANケーブルを接続しHEOS経由で再生していました。少なくともその音は今の音よりもはっきりと鮮度が低かったと思います。ただし実はSource Direct Modeではなかったのです。

今回はSource  Direct Modeで同様に再生してみます。


さてこの状態で、聴いたのはこちらです。


やはりSource  Direct Modeはかなり音の鮮度が上がります。試しにSource Direct Modeを切ってみます。

まず音場が狭くなり、音の粒立ちが明らかに悪くなります。もしトーンコントロールを使わなくてもバランスよく再生できるなら、絶対にSource Direct  Modeにすべきです。


Source  Direct Modeでのネットワーク再生の音はかなり良いです。もちろんDST-Lacerta+VMV-D2Rの音には明らかに敵いません。しかし掛け離れてはいません。野球のメジャーリーグとマイナーリーグぐらいの差で高校野球とプロ野球ほどの差はないです。これがSource Direct Modeをオフにすると一気に差が広がりプロ野球と高校野球の甲子園優勝校ぐらいになってしまいます。


次に最近良く聴く本田路津子さんの耳をすましてごらんを聴いてみます。


やっぱりこの組み合わせ、Marantz Model 40nとLUMINA II  Amatorの組み合わせはこう言った女性ボーカルを聞くには最適です。もう惚れ惚れします。

さて、それではここでDST-Lacertaを使った再生に戻してみます。


うーーーん、ごめんなさい🙏 


前言撤回です。これはSourceDirectModeのLAN再生でもDST-Lacerta+VMV D2Rとは甲子園優勝の高校生とプロ野球ぐらいの差がありました。もちろんDST-Lacerta+VMV D2Rがプロ野球です。

とにかく音の細部が全然違うので全体としてすごくリアルになります。投資額としては、DST -Lacerta 14.8万円、VMV-D2R 14万円なので合わせて30万円弱ということを考えると安いとも言えるかもです。


次にBlueSound NODE をStreamerとして同軸ケーブルでデジタル入力してみます。

まずはRoon経由で再生してみます。

Sonore Optical Module を使った有線LANです。

うーん、これは直接Sonore OpticalModule からのLAN出力をModel40nに繋いだ方がいいです。

音が良くなるはずの有線LANRoon経由でも良くないので残念ですが音だけを考えてNODEを追加することは得策では無さそうです。


というわけで、Model 40nのネットワーク再生の音は少なくともNODEを追加しても全く無駄なぐらいの高い水準にありそうです。少なくとも我が家の環境ではそう言い切れます。


また今回の検証で、Model 40nとLUMINA II  Amatorの再生系は、上流にかなり高品質のソースを持って来ることで素晴らしいパフォーマンスを見せてくれるだけの実力を持ったシステムだということが分かりました。

Sonore OpticalModule経由のLAN接続はWifi接続に比べて明らかに音質は向上しますし、DST-Lacerta+VMV D2RのRCA主力を使った音は別次元の音でした。


ネットワーク再生の音質は少なくともNODEレベルの機器で凌駕することはできないということもわかりました。


というわけでこのMarantz Model 40nは買って損のない機種だと思います。