どうしてもケーブルの抵抗が計りたくて、低抵抗計が欲しくなってしまいました。
普通のテスターでは0.1オームぐらいが良いところです。
ケーブル類の抵抗はmΩオーダーなのでこれでは計れません。
でも低抵抗計はとんでもなく高価です。
アンペアメーターと抵抗、定電圧電源があればテスターで抵抗間の電圧を測ることでケーブルの抵抗値は計算できます。でもちょー面倒です。
そこでこの完全中華なYAOREAというメーカーのものを買ってみました。6000円でした。
問題は全てのメニューが中国語なこと。説明書は英語なのでなんとかなります。
普通に測るだけならこれで十分そう!
と言うわけで測ってみました。
まずはワイヤーワールドのスピーカーケーブル。
15ミリΩぐらいです。
こんなもんですね。
では次にオーディオテクニカの1250円のケーブルです。
86.7mΩです。結構高いですね。これが音の鈍さにつながっているのかしら?
次は自作スピーカーケーブルの芯線が12本のバージョンです。
10mΩです。流石に低いです。
次に自作ケーブルの芯線28本バージョンです。
6.4mΩです。やっぱり低いですね。ワイヤーワールドの半分以下です。単線をスピーカーケーブルとして使った場合に線数を増やすと音の鮮度が上がり音数が増えたように感じるのは、この低抵抗と言う要素も一役買っているはずです。実際には交流では線の抵抗のほかにコイル成分によるインダクタンスも関係するはずですが、その要素は抵抗よりはかなり少ないはずです。ただ知覚として感じる音にはそれでも影響するはずですから、ケーブルの構造は重要なんじゃないかと思います。
この低抵抗計、測定値は一定で結構信頼できそうです。