私は以前、全くの偏見でMarantzやDENONのプレーヤーやアンプはAccuphaseやEsotericより劣る、と勝手に思い込んでいました。


我が家のSACDプレーヤーは現在 Marantz SA-10です。Esoteric K-03を手放して30万円前後のSACDプレーヤーを物色して試聴をして結局SA-10の音がメインのDAVEの音にどことなく似ていてAccuphaseやEsotericと比べて明らかにコストパフォーマンスがいいと思ったことが大きいです。



面構えはあんまり好きではありませんが、音は一級品だと思います。


今回、もともとChord DAVEとプリアンプの間に使っていたInakustik  NF2404AirをSA-10の出力に使って音を聴いています。


我が家のSA-10は同軸デジタルの入出力端子にYUKIMU PNA-RCA01を両方に、USB端子にSH-UPX01を使っています。アナログ空き端子はアコリバの端子カバーも。


この状態でSADEのthe Ultimate Collectionを聴いています。


これは結構良いです。


例えばParadiseをこのCDのリッピングデータの再生と比べて見ます。


実はこう言った曲だといい勝負です。もちろん音の細部や特に低域の解像感や力強さはネットワーク再生がかなり良いです。しかしそれ以外の部分は結構肉薄しています。まじか、、、、。


うーむ、これで良いじゃん。というほど音がいいです。

これまでSA-10にNF2404Airなど使ったことはなかったのでこの音にはビックリです。まあ45万円のプレーヤーに30万円のケーブルは普通使いません。でもね、この音、ちょっとびっくりするほど良いのです。


オーケストラを聴いて見ます。


聴いたのはこちら。

このSACDをSACDとしてSA-10で再生した音とCD層のリッピングデータをネットワーク再生したものを比べて見ます。まあ完全にSA-10有利なはずです。


一曲目のGnomusを聴いて見ます。不気味な低音弦の感じはその分離感など、ネットワーク再生の方が優っている感じです。音の奥行き感はSA-10/SACDの方があるかも、、、、

もう一度ネットワーク再生を聴いて見ます。

やっぱり音の細部はだいぶこちらの方がよくわかり奥行き感もそれなりにあります。


私はCDリッピングデータをネットワーク再生した音の方が好きですし良いと思いますが人によってはSA-10の方が好きかも。


という具合に、SA-10、やっぱり音がいいと思います。まあアクセサリーモリモリですが、それでもこれだけの音が45万円ぐらいの売価で手に入るなら絶対に買いだと思います。

本当にDENON Marantzはコスパが良いです。


PS.

その後、OptiBoxの電源がHYPSOS +コンデンサバンクだったことに気づき、リチウムイオンバッテリー+TAISアダプターにしたところ、音の繊細さ、奥行き感、音場の広さいずれもリッピングデータの再生音の方が勝っていました。



いずれにしても、SA-10はコスパが良いSACDプレーヤーだと思います。どうも在庫限りのようですので興味のある方はぜひ試聴して見られては如何でしょうか。