TAISアダプターはコンデンサバンクと小型リポバッテリーをできる限りDCプラグの近い位置で並列に一点接続するのが特徴です。

この小型バッテリーはこれまで大きさ重視で、


この写真の上側のバッテリーを使ってきました。450mAhの容量で35Cの放電能力があります。ちなみにこのc値というのは、1時間で全ての容量を放電し切れる電流量を言います。従って35Cというのはその35倍の電流量まで供給可能ということになります。つまりこの上側のバッテリーでは、450mAx35=15.75Aまで電流を流せるということになります。

同様に下側の前回NeoStreamに使ったら音が良くなったZEEEの小型バッテリーは650mAhで100Cです。このバッテリーの場合、65Aまでの電流供給量があることになります。


さて今回はさらにこのZEEEの小型リポバッテリーを購入しHugo M-Scalerに試してみました。

まずは今までの音を聴いてみます。


聴いたのはこちらです。


またまたSpecialzです。

今までの環境でも十分にいい音です。

音場は広く音の分離も良好です。これより上があるのでしょうか?



小型リポバッテリーをZEEEに変えてみます。


これはやはり違います。音の粒立ちがさらに良くなって、特に低域のキレと量感が増したように感じます。こちらの方がハッキリといいです。


と言うわけで、この先端部の小型リポバッテリーは結構音に影響します。できるだけC値が大きいものを選ぶ方が良さそうです。ただリードの長さは出来るだけ短い方が良いので、あまり大きな容量のバッテリーだとリードが長すぎて効果が無くなってしまうかもです。1000mAh未満、運用を考えると650mAhぐらいが限界かもしれません。