アンダンテラルゴさんの自宅貸し出しを利用させていただき、スパイク受けとスパイクをお借りしました。


まずはスパイク受けのSM-7Xを試してみます。

こんな時にエアジャッキはちょー便利です。


こんなふうに差し込んでシュコシュコ空気を送るだけで簡単に持ち上がります。

これ本当におすすめですよ。インシュレーターの交換が苦じゃなくなります。


と言うわけで結構あっという間に交換終了です。


さて音です。


案の定、結構変わります。一聴して繊細になります。音のバランスが多少高域に寄って、音の線が細くなり、これまでの音がサインペンのペン画だとすれば、ロットリングの0.1mmで描いた感じです。特にギターの繊細さは、大幅に変わります。


低域はきちんとでていますがこれまでよりさらに細部がわかる感じです。

ただし音場はKANADEに比べて狭く感じます。これも感じるだけで実際にはあまり変わらない感じなのですが、とにかく音がクリアで遊びがないのです。


例えばこの曲。これまではバスドラムとベースのリズムが目立っていたのですが、高域のシンセサイザーのリズムの方が目立ちます。


King  Gnuの最新アルバムGreatest Unknown 

とにかく音の定位感が際がちます。

低域はあくまで引き締まってソリッドです。これまでもソリッドだと思っていたのですがさらに引き締まっているのです。


これまでKANADEをインシュレーターに使って音を作ってきたので、その根本が変わってしまったためソリッドすぎる感じです。


Specialzのコーラス部分はびっくりするほど分離して一人一人のの声が聞こえる感じです。

単純にすごいです。

とにかくSpecialzはこれまでに聞いたことがない感じです。


RebeccaのMoon。これはギターがちょっと神経質に聞こえます。うーーーん。これはいいか悪いか微妙かも。

確かに解像感は上がるのですが気持ちがいいかどうかは別です。


くるみ割り人形は、響きが少なめに聴こえます。ただ弦の繊細さは素晴らしいものがあります。オーボエもすぐそこで吹いてるみたいです。KANADEが前から10列目だとすればこれは最前列って感じの音です。直接音がほとんどに感じます。


サブシステムのスタンドの下に置いていたオーディオリプラス製のステンレスのスパイク受けに変えてみます。


明らかに改造感が後退します。やっぱりスパイク受けは音の質が結構変わります。音のバランスはKANADEと同様です。低域がきちんとでています。うーーーん、これならKANADEの方がいいかも。


特にオーケストラの音場が狭く感じます。


KANADEに戻してみます。

おおおおー全然違うじゃん!!!!!

これが1番いいです!


少なくともオーケストラはダントツでKANADEがいいです。響きが乗ってそれでいて繊細さもありホールの前列で聴いている感じです。まあ聴き慣れているというのもあるのでしょがちょうどいいとはこのインシュレーターのためにある言葉です。


SpecialzもKANADEの音が1番気持ちがいいです。SM-7Xはとにかく解像感は高いのですが神経質に過ぎます。

KANADEは神経質さはなくそれでいてかなり解像感も高く、とにかく楽しい音です。


Moonも音場が広く解像感は十分です。

とにかく音場はこの3つのスパイク受けの中ではダントツに広く感じます。


これまでKANADEをインシュレーターにして音の調整をしてきたので当たり前ですが、このままが最善な気がします。


というわけでせっかくお借りしたのですが、我が家ではKANADEが今のところ最も良いという結果でした。


これ値段は1番安いのに我が家では最も良いという結果でした。特にオーケストラはダントツでよかったです。


SM-7Xは非常に繊細で解像感が高く素晴らしい音です。ただし我が家の環境ではソリッドに過ぎました。

おそらく多くの環境ではこちらの方が解像感が高く繊細で良い音に聞こえるだろうなと思います。我が家でもこれを導入して他を変更した方が結局は高音質になるかもですが、Kanadeの音でいい感じなのでそのままにします。


と言うわけで、スパイク受けは現行のままにします。