電源環境を強化してこれまでにない音を聴かせてくれている我がシステムですが、EurythmicsやSADEのように素晴らしく音が良くなった楽曲がある反面、あんまり変わらない音源もあります。
例えばこちら。良くはなりましたが、EurythmicsやSADEのようにびっくりするほど良くなったりはしません。ベースなど特定の部分の改善は素晴らしいのですが全体としてはまあいいかな、ぐらいです。
どうも昔の録音の方が伸び代が大きいのかもしれません。
そこでハッと思い立って聴いたのが、こちら。
このリッピングデータは、世界で初めて発売されたCD 52nd Street 35DP1 から取った物です。
このアルバム、実は以前の環境ではイマイチだなと思った録音でした。
ところが、今の環境では本当に素晴らしい音を聴かせてくれます。
多くの場合、古いCDデータほど再生環境を良くすると音が驚くほどよくなります。逆に最近の録音は音が詰まったように聴こえてしまうことがあります。
本当にコンプレッションなどのデジタル領域のダイナミックレンジの圧縮はもうやめて欲しいなと思います。せっかくレコードより遥かに広いダイナミックレンジがあるのに、多くの最近の録音がそれを活かす気がないんだなと感じてしまいます。