GTO-D2NCFとTAIS新型アダプターで武装した我がシステムの音はこれら導入以前にこれ以上あるのだろうか?と思っていた地点の遥かに上にあります。



さてこれらで武装した音はとにかくリアリティが素晴らしいです。時に楽曲に足音みたいな極低音の音が実は入っていたりするんだと気がついたりします。誰か来たのかな?と思うとそうではなく再生音だったり、またWaltz For Debbyのような楽曲だと観客の私語やグラスの音がそこで鳴っているみたいに聞こえたりします。


そんな感じのシステムで本田路津子さんを聴いてみました。

私は小さい時に一人の手という曲が好きで良く口ずさんでいました。それを歌っていたのが本田路津子さんです。また、藍より青く という朝の連ドラの主題歌、耳をすましてごらん、も歌っていらっしゃり、これも好きでした。


さてこれが素晴らしいのです。とにかく高音の伸びが本当に綺麗です。その歌声が部屋全体を満たします。


それにしてもこんなに歌が上手いのに、フォーク歌手としての活動期間は1970ー1975年のみ。結婚と同時に引退され、ご主人と渡米。


今はゴスペル歌手として活動されているようです。


2000年にMy Portrait と言うかアルバムを発売されておりこちらには『耳をすましてごらん』などのフォークソングとゴスペルが収録されています。


YouTubeで聴く事ができますが全く衰えていらっしゃらないです。それに若い頃と同じ歌い方で素晴らしかったです。よく年を取ると自分の曲を極端に違う感じに歌う方がいらっしゃいますが私はあれが嫌で仕方がないのです。なんか歌手の自己満足みたいで。本田路津子さんの歌声は私たちの記憶の中のまま目の前で再現される感じです。

Michel Jacksonが映画This is itの中で、アルバムの音の全く同じにコンサートで再現することにこだわっている場面がありまさしくプロだと感動しましたが本田路津子さんも同じ感じです。


いずれにしても聴いた事がない方は一度試しに聴いてみてください。King GnuやYOASOBIなどとは別の良さがあります。