Marantz PM8006はPIEGA Premium301との組み合わせでは値段以上のパフォーマンスを見せてくれました。

では、果たしてYG Acoustics VANTAGEは気持ちよくなるのでしょうか。どこまでYG Acousticsの能力を引き出せるのでしょうか?


というわけで


試してみました。


再生はDST-Lacerta → VMV D2R→PM8006で行います。


対象としてPIEGA Premium301をメインシステムで鳴らして比べます。



こちらは NODE→Mutec MC3+USB(Ref10SE120外部クロック)→Hugo-M-Scaler(バッテリー+TAISコンデンサバンク電源→Accuphase C3900→Accuphase A200という感じです。


さてどうなるのでしょうか?

この両者は機器の購入価格的には拮抗している感じです。ただケーブル類はかなりメインシステムの方がお高いです。


まずは竹内まりやさんのこちら


まずはメインシステム+PIEGA Premium301からです。

おー!これはいい音です。ただYG Acousticsで聴いた時のような恐ろしいまでの精密さすっかりはないです。普通にいい音です。

やっぱり今のメインシステムのもに凄いリアリティの多くはスピーカーが紡ぎ出すていたんだなと再確認できます。ただ、音場も広いですし低域も最低域を除けばバランス的には全く悪くありません。


次にPM8006+VANTAGEで聴いてみます。再生はLacertaからです。


こちらはTaktinaの画面です。


おーーー!悪くないです。

多少高域に曲を感じます。耳につく感じです。低域の締まりが明らかにメインシステムで再生した時と比べて緩いです。

これ、多くの人はこっちの音の方がいいというと思います。音場の広さ音の鮮度感、全てこちらの方が上です。

まじか、、、。


やっぱりスピーカーが再生音に占める割合はとてつも無く大きいのだと思います。

もう少し低域が入っている曲を再生してみます。


例えば700万円ぐらいの予算があるなら670万円をスピーカーにかけて残り30万円で再生システムを構築する方が、スピーカーを30万円に抑えて再生システムに670万円かけるよりも幸せになれるということです。その際のアンプの候補にPM8006はなり得るだけのポテンシャルを持っていると思います。日本のオーディオ、捨てたもんじゃないです。


ではアンプをAtoll IN100Signatureに変えてみます。



おー!電源を入れたてにもかかわらず、こっちの方が立体感が多少あります。高域の癖は感じません。音の分離も十分です。

中級スピーカーとに組み合わせで感じた温度感の高さは見られなくなりHiFi調で正統派のいい音です。接続するスピーカーによってこんなに音が変わるなんて。


これ、もう少し暖気したら期待できるかも


と言うわけで、もう少し暖気して再度ご報告します。