TAISさんから、私の並列バッテリーのインダクタンス成分をキャンセルするアイディアをいただきそれに基づいて作ってみました。



これが製作途中です。プラグ直近に一点で小型リポバッテリーとコンデンサバンクを取り付けると言うものです。

TAISさんからはこのようにした場合のインピーダンスやインダクタンスの周波数ごとのグラフが送られてきました。きちんと計算でこうすれば理想的と言う形のようです。




これが完成したところです。500mAhの小型リポバッテリー(内部抵抗は3mΩ)とコンデンサバンクが繋いであります。

TAISさんによるとこの型なら多数並列はしなくても今と同等以上になるだろうとの予測が立つとのことでした。


まずは手持ちの5200mAhのバッテリー2本を繋ぎます。


全体像はこんな感じです。


これをSilentAngelZ1の電源として使ってみます。


結果は、驚愕でした。12並列+これまでのTAISコンデンサバンク2連よりも音が良いのです!この結果にはびっくりですし計算だけで、これぐらいの音になるはずだと断言できるTAISさんに本当に驚きます。


さてこうなると、じゃあ上流をさらに良くすれば、もっと音が良くなるんじゃないかと思うのは人情です。


そこで、


こんな感じにバッテリー12並列+TAISコンデンサバンク+新型TAISケーブルにしてみました。この形態、あくまで自己責任です。

バッテリーメーカーの人が見たらやめてくれ! と悲鳴をあげかねません。



これでまずは直前に聴いていた元気を出してを聴いてみます。


一音目のギターからして!!!!!って感じです。

これまでもバッテリーバンクにしたり並列化する度にこんな音が入ってたんだとびっくりさせられてきて、流石にこの上はないだろうと思っていたのですが、あっさりその上を見せてくれました。


刺激音は一切せず、楽器がそこでなっているようで気持ちいい音で空間が満たされます。

CDフォーマット凄すぎます。こんな音が入っていたんだと感激です。

録音の技術者の方やマスタリングの方達がどれほど音源を大切に扱っているんだろうかと感動すら覚える音です。


リポバッテリー2並列からの変化は大きくはありません。まず響きが響きとして再現されているのがより良くなった感じがするのと粒立ちが良くなった感じでしょうか。でもそのわずかな変化ですが無視できない感じです。


これは素晴らしいです。とにかく立体感が尋常ではありません。

またコンデンサバンクだけでは分解しきれていないバスドラムのドンと言う鈍い感じに聞こえる音が実は非常に早いバスドラの連打だったんだと初めてわかりました!これにはびっくりです。とにかくコンデンサバンクだけでも十分だと思っていた音がここまで分解されることに驚きを禁じ得ません。

この状態で聴くKing  Gnuはさらに天才ぶりが明らかになって感動すら覚えます。こんな装置で彼らの音楽を聴く人はおそらくほとんどいないんじゃないかと思うのですが、全く手抜きせずに細部にこだわりまくっている事が、ここまでの音を得て初めて明らかになることに感動します。


TAISさんと言う技術者の方に出会えたことに感謝です。また日本には引退してその能力を発揮する場がない優秀な技術者の方達がどれほど埋もれているんだろうと思います。


TAISさん、本当にありがとうございます!