我が家のメインシステムの音を根本的に底上げしてくれた感じのGTO-D2 NCFですが、Subsystemでも同じように効果が出るのか試してみました。

現状のサブシステムはSforzato DST-Lacerta → VMV D2R → Marantz PM8006 → PIEGA Premium301です。DACはコスパ抜群の中国製VMV D2Rなので値段的には買値で総額50万円弱です。


さてこの音ですが、やはり大きく改善します。

鮮度が上がりハイエンドシステムで聴いているみたいです。8万円台のアンプと中古で19万円だったスピーカーの組み合わせとはとても思えません。


さて、ではサブシステムのいつもの電源ISOTEK TITAN V5+オーディオリプラスSAA-6SZ MkIIと比べてみます。


悪くはないですが、鮮度感が1段階下がる感じです。オーディオリプラスの電源ボックスの価格は定価ベースではGTO-D2 NCFとほぼ同等です。


では壁コンから電源ボックスのみの比較をしてみます。


まずGTO-D2 NCFですが、やはり鮮度粒立ちがいい音です。ただしDirect Stream経由に比べると1段階劣ります。音としてはISOTEK TITAN V5+オーディオリプラスSAA-6SZ MkIIよりも多少良いか同等の感じです。やっぱりこの電源タップ尋常じゃないです。音場は広いし鮮度は高くなるし、単体で世界が変わる感じです。


ではSAA-6SZMkIIにしてみます。明確に劣る点が幾つかあります。


一聴して鮮度は2段階ほど落ちます。音場も狭く感じます。

とはいうものの、このタップ、GTO-D2 NCFを購入するまでは、電源タップでこんなに良くなるんだと実感させてくれたタップだったのです。オヤイデの6万円台のMTP6 MkIIとは別もの音質だったのです。


しかしGTO-D2 NCFは我が家の環境ではDACとプリメインアンプ、プリアンプに使う限り敵なしの感じです。

正直なところクリーン電源レベルの改善具合だと思います。それが12万円台ってバーゲンプライスかもです。



おそらくacoustic revive の30万円ぐらいするタップもこんな感じなんじゃないかと想像します。


最後にDirect Stream+GTO-D2 NCFの音を再度聞いてみます。


やっぱりこの音はハイエンドの香りがプンプンします。

弦は細部まで音の構造が見える感じです。Direct Streamなしの音がハイビジョンだとすると4Kと言って良い感じです。とにかくこの組み合わせは素晴らしく良い事が中級機でも確認できた感じです。


Furutechの方達がどうやってこのタップを開発したのか非常に興味があります。理詰めなのか、それとも偶然の産物なのか、とにかく敬意を表したいです。