先週、EDIFIER Stax Spirit S3を購入し、bluetoothでしかも、高音質接続できないiphone+itunesの音であるにもかかわらず、その音は非常に上質で、いつまでも聴いていたいと思わせる気持ち良さがあります。



まず、空間が広く感じます。どうも、音の余韻が高級スピーカー並みに表現されていることで、空間に広さを感じるようだとわかってきました。

また、低域がとにかく、軽々と出るのです。『軽々』というと、あまり低域が伸びていないような印象を与えてしまうのですが、そうではなく、十分に出ているのですが重苦しくないのです。例えば、ベースはボンボン、という感じには聴こえず、ブンブン、と弦の震えが伝わってきますし、ブラスバンドの大太鼓のはらに響くような低音も全く膨らむことなくズンズン、と我が家のメインシステムで再生したのと全く変わらずに再生できています。


少なくとも、このStax Spirit S3で聴く音は、メインシステムで聴く音と同じとは言わないまでも、同じベクトル上にある感じです。

解像感が高く、空間再現性がよく、音が軽々と出てきて、気持ちがいい、という音です。



ですから、EDIFIER Stax Spitit S3で音楽を聞き出すと、ずっと聴いてしまっている自分がいます。


これまで所有した、ポータブルオーディオのヘッドフォンやイヤフォンのなかで、こんな感じになったのは、私がオーディオにどハマりするきっかけになった、Etymotic Research ER4S以来です。もう20年近く前ですが、とにかく、ER4Sで聴く音は、こんな音が入っていたんだ、というほど細かい音が聞こえ、これまで聴いていた曲が全く違って聞こえたものです。


今回の、Stax Spirit S3の音は、解像感もそこそこあるのですがそれよりも、ヘッドフォンとは思えない音の開放感、低域の抜け、何より、音の空間性を感じられる気持ちよさでずっと聴いてしまうのです。


ただ一点、このヘッドフォンの欠点というか、もう一つここが、という点は、ノイズキャンセリングが非搭載なことです。ですから、騒がしい喫茶店の店内で仕事の原稿を書くときに使うことが多い、私としては、これに近い音でノイズキャンセリングがあったら、最高なんだけどな、と思ってしまうのです。


そして、試聴した中で、ノイズキャンセリングがあり、この音に近かったのは、BeoPlay H95という12万円もするヘッドフォンでした。でも高い・・・・。

と、思って、検索すると、結構格安で、中古やオークションに出ているではありませんか。

実は、Edifier Stax Spitit S3やBeoPlay H95というヘッドフォンは、他のヘッドフォンに比べると低域の迫力は控えめに感じるのです。私は、逆に低域モリモリのヘッドフォンには嫌悪感すら抱いてしまうのですが、おそらく、世の中の結構な方は、H95を買ってみたはいいけれど、低域が物足りなく、手放す方もいるのたと思います。


というわけで、なんと中古のBeoPlay H95を入手してしまいました。

やはり高級感はかなりのものです。


このままだとヘッドホンが我が家に溢れかえりかねません。まずいです。


また、Stax Spirit S3との比較等を書いてみたいと思います。