Michael JacksonのThrillerは色々な意味で名盤だと思います。これまではRemaster ハイレゾ版を購入しそれが一番音がいいに違いないと盲目的に信じていました。


しかし発売当初のCDを入手してあまりの音の違いにびっくりの連続です。



ビリージーンやビートイットという聴き慣れた曲が特に違って聞こえます。


例えばビリージーン。冒頭のベースとキックドラムとスネアの特徴的なリズムですが、原初版CDではベースは表情があり単調に弾いているのではないことがわかりますが、ハイレゾ版ではベースはより強調されているのですが、前に出てきてしまったためかその微妙なニュアンスがマスクされてしまいかえってつまらなくなっています。ボーカルもハイレゾ版は霧がかかった様にくぐもって聞こえ、マイケルのボーカルの微妙なニュアンスが消えています。エコーも強めにかけているのかもしれません。


一方で音の迫力はハイレゾ版の方があります。

2分30秒過ぎのサビの部分は全く違う印象になっています。原初版ではボーカル中心でベースとキックはあくまで盛り上げ役なのですが、ハイレゾ版ではキックドラムとベースが前面に出てきてボーカルは奥に引っ込んでしまう感じです。


音のクリアさははっきりと原初版CDの方が上です。ハイレゾ版では低域を持ち上げた副作用で音が濁ってしまっています。


この音をマイケル本人が聞いたら許すのでしょうか?


いずれにしても一度原初版CDを聴いてみることをおすすめします。こんな音にしようとしていたんだとちょっとびっくりします。もちろん原初版の方がクリアで私は好きですが、人それぞれかもしれません。