DCD-900NEを購入して、そのまま純正の電源ケーブルと1000円程度のRCAケーブルを使っている場合、どんなアクセサリーが最も効果が高いのかを検証してみます。

アクセサリーはすべて2万円以内のものを使います。


フルテックの電源ケーブル、BJ-ElectricのRCAケーブル、Wind BellのインシュレーターOS-25、AETノイズイジェクターです。いずれも2万円未満です。


まずはアンプ、プレーヤーともに何もアクセサリーを使っていない状態で音を聴いてみます。


使ったソフトはこれ。2曲目の蒼い夜を使います。

まずは全くアクセサリーを使わない状態です。

ケーブルはソニーの1000円ぐらいで10年以上前に買ったものです。


うーーーん、これが悪くないんですよね。ちょっとびっくりです。てっきり音場が狭くなったり音の分離が悪くなったりが極端に感じるんじゃないかと思ったんですが、これで良いじゃんって音です。確かに音の分離はもう一つの感じですがこれだけ聴けば十分良い音です。


さて、まずは、RCAケーブルをBJ-Electric ML-Rに変えてみます。


これは大幅に違います。高音の伸びが全く違うのと音の分離が良くなり音場が広がります。

ボーカルと中央のギターのアルペジオの分離がソニーの1000円のケーブルではかなりあやふやですが、ML-Rでは明確に分離します。全ての音がそんな感じにくっきりとします。

投資効果は非常に高いです。


次はAETノイズイジェクターです。


こんな感じに地を這ってちょっとダメそうかもしれません。


音場は広くなります。音の分離も多少改善する感じですが、ケーブルの時のように音の質感が向上するということはないです。効果はケーブル交換の半分ほどでしょうか。


次はインシュレーター Wind Bell OS-25です。


おおおおおー!!!


これはすごいです。音場は広がり、高域の伸びも改善しますし音の細部もよくわかるようになります。もう外せないレベルです。取り外して確認するまでもないほど変わります。

うーーーん、こんなに効果があったなんて。


これ、ケーブルよりも効果的です。DENON DCD-900NEをお使いの方は、是非とも導入してほしいです。


こんなふうにRCAケーブルの効果とインシュレーターの効果を比べたことはなかったのですが、明らかにWind Bellインシュレーターの方が効果は高いです。

RCAケーブルの交換が1番効果的だと思っていたのですが完全に覆されました。高域の伸びが良くなったのには驚きました。


最後にインシュレーターを外して電源ケーブルを変えてみます。


音の鮮度は結構上った感じがします。

特にギターで顕著です。音の分離は多少改善した感じです。

Wind Bellはもっとはっきり音の鮮度が上がり音場が広がるという効果がプラスされていました。効果としてRCAケーブルの次でしょうか。


というわけで、もしまっさらな状態のDCD-900NEに1万円台までのアクセサリーを導入するなら、私はWind Bell OS-25をおすすめします。

その次にRCAケーブル、BJ-electric ML-R、次に電源ケーブルでしょうか。最後にノイズイジェクターを好みでという感じです。


では最後に順番に各種アクセサリーをDCD-900NEに加えて行ってみます。

まずはWind Bellです。


やっぱり効果抜群です。音場は広がり音の分離も良くなると同時に、音の伸びも良くなりますし細部に表現も向上します。ほんとおすすめです。

次にRCAケーブルを交換してみます。


さらに音の細部の表現がリアルになります。ボーカル、ギター、ストリングス全て音の細かい部分が詳らかになっていきます。音場の広さはあまり変わらない感じですが、SNが良いのか、音の分離は明瞭になります。ここまでくると別物の音です。投資額は3万円弱ですが、ここまで音が良くなるなら文句ないです。

次に電源ケーブルを変えます。


うーーーん、音がハッキリ濃くなるというか、コントラストが上がった感じでしょうか?一音一音が非常に良くわかるようになり音量が上がった感じがします。音の細部もさらにわかるようになり、素の状態に電源ケーブルを導入するより効果がハッキリしている感じです。


最後にAETノイズイジェクターを加えてみます。



おーこれは結構変わります。素の状態ではあんまり効果が見えなかったのですが、余韻が空間に漂う感じがわかるようになります。でもこのアクセサリー類の値段を足したら、6万円程度になるので、なんだかなーという感じですね。果たしてこの音と12万円のCDプレーヤーの素の状態の音とでどちらが良いのでしょうか?私は微妙だと思います。へたをするとこっちの方がいいかもしれません。


というわけで、オーディオ用のアクセサリーはうまく使えば非常に効果的だということが経験できました。ただものによっては使う状態次第であまり効果を感じられないものもあるようです。今回の検証では、ウィンドベルのインシュレーターが非常に有効で、DENON DCD-900NEには、まずは導入すべきアクセサリーだと思います。ぜひ皆さんも試してみてください。