昨日購入してBurn in中のCDプレーヤー DENON DCD-900NE。正直なところ10年弱前にDENONのエントリークラスの398の機種を私のメインシステムで視聴した時には、はっきり言って厳しい音でした。音は団子になってる感じで妙に低域が目立ったという印象がありました。


それ以来、DENONなどにはかなり偏見を持っていたのです。Esoteric K03の代わりにやってきたMarantz SA10は流石の音で私のD&Mホールディングスの機器に対する偏見を払拭してくれました。


DCD-900NEは当初靄がかかったような感じで、音のキレも悪くまあこんなもんかと思っていました。


そのまま、3時間ほどリピートさせてずっと音を出し続けた後に、もう一度きちんと聞いてびっくりしました。


もう完全に不満がない音です。

さらにPure Direct をOnにしてMode2にしたところはっきりと音場の広さ音数、楽器の鮮度、が向上します。素晴らしいです(mode1はそれほど違いませんでした)。



試聴はアンプがPMA-900HNE、スピーカーはParadigmFounder 40Bです。電源ケーブルはアコリバのPowerStandardをPS  audio DIRECT STREAM P15に繋いでいますのでその点は注意が必要です。


それにしても、こんなに軽くて、ちょと頼りない感じなのに音は素晴らしいなんてちょっとカッコいいです。

これ6.5万円前後で買えると思うのですが、音だけに関して言えば素晴らしいコスパだと思います。


そうだと思い、壁コンセントに付属のケーブルで繋いで聞いてみます。




うーーーん、悪くないです。確かに音の細部は不明瞭になります。でも音場の広さは変わりませんし、基本的には非常に立体感に富んだ値段以上の音だと思います。素晴らしいです。


もう一度、PowerStanderdに戻して今度は壁コンセントから給電してみます。


結構大きく違います。はっきりと音数が増えた気がしますし、特に高域がくっきりします。電源ケーブルの交換は効果が高そうです。

最後にP15からの給電に戻してみます。

これはもう全然違います。とにかく一音一音がくっきりして滲みがなくなる感じです。それでいて音は弾む感じになります。


この機種、本当にびっくりしました。

前回のブログ、50万円編で今聞いている組み合わせを推奨しましたが、音だけ考えると、PMA-900HNE+ZEN StreamよりDCD-900NEの方が音が良くなる可能性は高いかもしれません。