今日は久しぶりにイヤホンで音楽を聴いています。というのも先日購入したTechnics EAH-AZ60 というイヤホンが思いの外いい感じだったので手持ちの機種と比べてみたくなったのです。

比べたのは写真の3機種。airpods pro、Shure SE846 +Shure BT2、Technics EAH-AZ60です。

イヤピースは全てComplyのウレタンフォームの物に変更してあります。


まずは米津玄師さんの曲から。


この曲は低音のシンセベースが特徴的です。


このシンセベースが最もメインシステムに近い重低音として再生されるのは、AZ-60です。これは他2機種と比べてかなりの違いがあります。下に伸びつつ締まっているり低音です。このイヤホンは高域が綺麗と言われている様ですが、Complyのイヤピースに変えるとVantageで再生したバランスに非常に近くなり低域も非常にいい感じです。

中高域が高域が最も鮮度高く解像感も高いのはSE846です。これは別物と言って良いほどです。ただし低域の量感が圧倒的に足りません。低域も下に伸びていますし引き締まって良いのですがいかんせん量が足りないのです。

airpods proは他の2機種に比べると、音の鮮度感では一歩確実に譲ります。比べると音がこもった感じに聞こえますし、低域もあまり下には伸びていませんし、多少緩めですが量はしっかりあり、バランスのいい音です。


さて次はかなり困難な音源です。


RE:ECMなった冒頭のReblopです。久保田なった曲もこれでもかと重低音が入っており、かつ効果音やピアノの高域も綺麗な空間に浮かぶ感じの曲です。


この曲をメインシステムの印象に最も近く再現できたのはAZ60です。低域の圧迫感、高域のピアノの伸びなどいい感じです。

メインシステムで聴くような空間の広がりや、洞窟内にいるような感じまでは再現できませんが、音自体は非常に近い感じで再現していて驚きました。十分に曲の魅力を伝えてくれます。


この曲は、SE 846もいい感じです。重低音の鼓膜をゆする感じも、ピアノの綺麗な高域もきちんと再現されます。ただし低域の量感はやはり足りない感じで、鼓膜の圧迫感はありません。どちらかというとピアノが非常に目立つ感じです。でも曲の持つ魅力はある程度伝わってきます。


airpods proは鮮度が不足してしまいなんとなく音がまとまってしまい広がりがさらに感じられないです。おそらく低域の伸びが足りないためか、AZ60で感じる鼓膜の圧迫感は感じません(メインシステムでの再生でははっきりと感じます)。ただし音のバランスは良いので、これだけ聴けば不満はないかも。でもこの曲がいいとは思えないでしょうね。そう言った意味ではairpods proはこの曲を再生するには力不足なのだと思います。


最後に


この曲、海上自衛隊東京音楽隊が演奏したアメリカンパトロールです。この曲も、体で感じる様な大太鼓の重低音が入っていますし、ピッコロの高音も綺麗に聞こえます。


この曲もやはりAZ60がもっと良く再生できました。大太鼓の重低音はメインシステムで聴くのとほぼ同様な感じです。音の分離も良くドラムロールも綺麗に再現できていますし、木管楽器の質感もいいです。金管の高域の抜ける感じも十分です。


SE 846は低域を除けば素晴らしいです。音に聞き惚れます。ただし大太鼓の音はほとんど聞こえません。明らかに低域の量感が不足しています。よーく聞くと大太鼓の音はするのですがメインシステムやAZ60とは全く量が違います。その点が非常に残念です。


AirPods Proは聞き惚れる様な鮮度感はありませんし低域もそこそこですが、バランス良くきちんと聞こえます。可もなく不可もなくですが、これって大事なことかもしれません。使い勝手は圧倒的にAirPods Proがいいです。この使い勝手で結局AirPods Proを持ち出す機会が増えるんですよね。


というわけで、今回の検証で、少なくとも低域、高域の質も含めて最もメインシステムに近く再生できるのはAZ60でした。これはかなりの驚きでした。

SE846は中高域は素晴らしいのですが、低域が弱すぎます。AirPods Proは音の鮮度感がもう一つで低域の伸びも最低域は今ひとつですが使い勝手はダントツです。


音にこだわるノイズキャンセリング付きの完全ワイヤレスイヤホンを探しているなら、Technics EAH-AZ60 はおススメです。