プリアンプのモノラルボタンをいつの間にか押してしまい、それに気づかず、音が広がらなくなった原因が自分の耳にあるとなぜか勘違いして、絶望してしまった野ですが、そのとき、モノラルのはずの音が広がって聞こえたり物によってはパーカッションが左に定位したりと変な経験をしました。

 

ある方からは、良い装置で聴いているのに、そんな耳ではダメだね。耳を鍛えなさいと厳しいお言葉。彼が言うにはモノラルはピンポイントで真ん中に定位しないとダメだそうです。

 

ただ、どうやっても広がりを持って聞こえますし、念のため、我が家のDTMのモニタースピーカーGENELECで再生しても物によっては広がって聞こえます。

 

こういった話を書いていたら、ある方から、話題になっているという音源を教えて頂きました。フルトベングラー指揮のベートーベン交響曲1〜3番の音源です。この音源がなぜか広がりを持って聞こえ、かつバイオリン等がステレオ的に定位する様に聞こえるというのです。

 

早速購入してみました。

まずは波形を見てみます。

左右チャンネルは一致しているように見えます。

拡大率を上げてみます。

これは、完全に一致していそうです。そこで、データを書き出して、右チャンネルと左チャンネルの差分を取ってみました。

このように全くデータは一致しています。完全なモノラルで、左右同一データでした。

 

さて、実はこの音源、私のイヤホンで聴く限りでもなんと広がりを持って聞こえてしまいます。特にバイオリンが左から聞こえるような気がします。これは期待できそうです。