Inakustik LS2404 Air Mk2の価格は、2mで英国で2800ポンド(実は日本のホームページには掲載されていませんが、正規代理店のYukimuさんから購入可能でした)。かなり高額なケーブルです。ただ、YG Acousticsに良く勧められる、Jorma Design Unityなどよりは、それでもかなりお安いのです。実は、私の購入価格は、円安が進んだために今や英国の販売価格よりも安かったです。

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SACD プレーヤー SA10よりも少し安いぐらいでした。

音を良くしようと思うと、いろいろ試行錯誤していきます。最も影響するのはおそらく部屋とスピーカーの設置でここがダメだとどうやってもダメなので、まずは与えられた環境の中で最適な位置を一生懸命探します。大抵、ああ、ここがいいという場所が見つかります。アンプや、プレーヤーの気に入ったものを購入するのですが、そこも満足するとさあどうしようという感じになります。

 今のオーディオの状況としては急速にストリーミング再生に移行しつつあるので、SACDプレーヤーはすでにほとんど作られておらず、また技術的な移行期のためか、ネットワークプレーヤーも高級機、中級機共に既存のオーディオメーカーの物は帯に短し襷に長しのような状況になっています。その結果、Bluesounde NODEなどの入門機に近いものの優れた使い勝手と音質を持ったハードウェアの電源を自分で改造するなどして使ったり、中国の新興メーカーのSilent  Angelなどの製品を使い勝手が悪いながらも使う事になるのです。特にAmazon MusicHDをいい音で聞こうと思うとこの2メーカーとD/M holdings 以外には選択肢が有りません。


私は、3年前に、Chord Dave, Hugo-M-Scalerを導入し、当初はDELA N1AからUSB接続で満足していました。ただ、Lumin U1 Miniを導入して、その音にびっくり。送り出しが大切だと気が付きます。さらに、オーディオ用ハブ Dela S100を導入してみてこれまたびっくり。音が大幅に良くなったのです。

 

実は、ネットワーク環境を整えるのはそれなりにお金はかかるのですが、プレーヤーやDACよりは遥かに低額で効果が大きいと感じています。他のネット環境からオーディオ用ハブを光接続で分離するのにかかったお金は3万円ほどで、我が家では全て汎用品(一部SFPトランシーバーは業務用を通販で購入しました)です。それでも効果はかなりの物でした。

 

ここまでやって、先日Z1も導入し、Roonが使えてかつAmazon Music HDを再生できるStreamerとしてはおそらく今の所最高に近い環境になったと思います。これ以上を望むとそれこそ、目の玉が飛び出るようなTAIKOみたいな金額を出さなければ機器のバージョンアップは困難です。



 

今回のスピーカーケーブル導入はYG Acoustics Vantageを購入したときにその無色透明さをもっと発揮できるケーブルはないだろうかとNordost HEMIDAL IIからの買い替えを考えたのがきっかけです。その辺の経過は以前、このブログに書きましたのでそちらをご覧ください。



さて、実際に今の環境から一段上の音質を目指すとなるとかなりの出費を覚悟しなくてはなりません。

円安とコロナでオーディオ機器の値上がりは恐ろしいものがあります。例えばChord Daveは私が購入したときと比べて約40万円ほど値上がりしています。おそらく明らかに今の環境を上回るDACを購入しようと思うとそれこそDAVEを購入した金額の倍程度は覚悟する必要がありそうです。

それでも明らかに今よりも上となるかどうかはなんとも言えません。


今回のスピーカーケーブル LS2404 Air Mk2は試聴段階(試聴したのはMk1ですが)で明確に別物の音に全体の質を上げてくれました。特に音の細部の見通しと空間の清浄さは特筆すべきです。この音をDACで得ようと思ったら、いくら掛かるかわかりません。

うーむ、だとすれば、あの値段であんなに音が良くなるLS2404 Airはなんて安い事でしょう!


このような思考的なエラーに取り憑かれているオーディオバカ病の私のような患者はこの馬鹿げた価格のケーブルを「コスパが良いじゃん!」と悦びを持って迎え入れてしまうのです。さらに進むと電柱を立てたりします。